トライ&エラー
ずっと前に、うまく出来なかったお菓子を
再挑戦してみた。
フランス、ブルターニュで古くから
作られてきた、塩気のきいた厚焼きクッキー
いっちょ前に、
ゲランドの塩と発酵バターを使っている。
前に作った時は、横に広がって
のっぺりとした普通のクッキーに
なってしまった。
それもそのはず。
丸い型で抜いた生地は、
そのまま焼くのではなくて、
少しだけ大きいセルクルで囲んで、
生地が広がらないように焼く事で、
初めて厚焼きになるのだ。
もちろん、それはレシピを見て知っていた。
知っていたけど、10個ものセルクルを
用意するなんて、躊躇した。
一番のポイントを蔑ろにして
強行突破し、撃沈した。
今回は、秘密兵器を用意して、再挑戦
牛乳パックと、くっつかないアルミホイルで
セルクルを自作した。
ヒントになったのは、
ずーっと前に作ったイングリッシュマフィン
やっぱり型を持っていない時に、
見つけた作り方を思い出した。
焼き上がりは、こんな。
失敗ではないけど、
大成功でもない。
ちょっと厚みが足りなかった。
でも、サクサクで美味しい。
一歩一歩、理想に近づく。
作った人しか失敗は出来ない。
トライ&エラー
お菓子以外では、
この素晴らしい思考が生かされないのが
ちと、難点。