色を創造する。
年に何度か、
一念発起して、アイシングクッキーを作る。
作りたい絵面、
送りたい人の顔、
今の季節なら、この色合い、
頭の片隅には、いつも妄想めいたアイデアが
あるけど、とにかく手間がかかるので、
勢いよくジャンプするぐらいの
気持ちがないと、取りかかれない。
クッキーを作ること、
アイシングのベースを作ること、
ここまでは、楽しいだけ。
毎回、毎回撃沈するのは、
色を創ること。
作りたいもののイメージがあるのに、
参考にするものがあるのに、
その色にならない。
美術は得意ではなかったけど、
絶望的にセンスがないほどでもないのに。
作りたいものに合わせて、
何色か、用意する必要があるのだけど、
だいたい、初手でもう嫌になる。
で、結局作りたいイメージとは程遠い
色合いのものが、大量に出来上がる。
出来上がってしまえば、
それはそれで可愛いのだ。
でも、私は、もっとかっこいいのが
作りたいと思っている。
今回、"秋の落ち葉"をイメージして
作りたかったのだけど、
「今日は、色が創れそうにない」
と、一色目で諦めた。
んで、出来上がったのが、コレ。
最初に作った赤系は、キノコにして、
落ち葉は全て雪に覆われた。
→季節感っ!?
こうやって、出来上がりを並べたら、
そこそこ綺麗だし、可愛い。
まぁ、言及点なのかもしれない。
何で、上手く色が作れないのかは、
実は、分かっている。
黄色と赤を混ぜたらオレンジになる。
青と赤を混ぜたら紫になる。
そんな事は誰でも知ってる。
でも、ロイヤルアイシングという、
真っ白いものの中には、
何色を混ぜてもパステルカラーになる。
まず、これがマジで難しい。
白ありきから、濃い色を創る事…
赤の色素をたくさん入れても、
濃いいピンクにしかならないし、
味も段々おかしくなりそうだし。
クリスマスカラーでは、
毎回、七転八倒する。
濃い赤、濃い緑…ムズイ。
濃い色を創る時に、
ちょこっと入れる、黒や茶色を
間違えたら、一瞬で変な色が出来上がる。
逆に、意外と良い色が出来た♡
と思っても、2度と作れなかったり…
朝から、晩まで、
遠くまで歩いて遠足に行ったくらいの
疲労感と達成感。
それにしても、白の万能感は、
改めて感じた。
白➕アラザンは、最強だな。
今回、分かった事。
"可愛い"を創るは 簡単
"カッコいい"を創るのは 難しい
これって、もしかしたら
人にも当てはまったりする?しない?