スクスク育つ子なんていない。
(TOP画像は、息子小学校時代の愛読書)
12日が、20歳を祝う会でした。
出身中学に集まるのは、午後から。
その前に、小学校の同級生で集合した。
同級生10人も居ない、田舎の小さな学校。
親同士もみんな知り合いで、
子どもたちとの久しぶりに再会に、
綺麗になって〜イケメンになって〜
と、盛り上がる。
実家暮らしの子がほとんどの中、
親元を離れ、一人暮らしをしている
うちの息子はさぞ、自立して見えただろう。
健やかに、スクスクと、成長した。
きっと、誰の目にもそう映っていたと思う。
この日を迎えられて、心から嬉しかった。
でも、全然スクスクなんて育っていないのだ。
本当に色々あったのだ。
書けない、書きたくない、色々が。
順調にスクスク育ったなんて、とんでもない。
お祝いムードの中で、
なぜかそんな気持ちになる。
子どもが生まれたら、時間軸と共に、
そりゃ体はそれなりに成長するけれど、
私自身がいつもずっと健全な心と体で
子育てをして来たとは言い難い。
この20年、今みたいに毎日楽しく
お菓子やパンを焼いていた訳でもない。
子どもも、私も安定してる時期は短く、
子どもか、私は、いつも不安定で、
一緒に沈んでいく泥舟に乗っていたような
苦しい時期もあった。
でも、今、スーツを来てみんなと談笑している
息子は、そうは見えない。
だとしたら、
華やかな着物を着て、ネイルして、
楽しそうに笑っている女の子たちも、
きっと、スクスクなんて育っていない。
親子共々、色々あったはずなのだ。
めでたい集まりで、そんな事を考えていると、
今の子どもたちの姿が、
当たり前なんかではなく、
より一層、輝いて見えた。
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今、子育てしている方に言いたいこと。
周りは順調にスクスク育ってみえるけど、
そんな人は、居ないんだよ。
色々あって、いいんだよ。
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小学校の集まりに来ていない子もいた。
仕事など他の予定があって来れないのか、
今は会いたくなくて来れないのか…
前者ならいいな、と思う。
子ども時代も、今も
なんだかんだ楽しめてる人が参加できるのが
成人式なんだよな。
我が家も、
義務感から参加した長女。
不参加の次女。
楽しみに出かけた長男。
三者三様でしたわ。
私が結構嬉しかったことは、
大学の入学式で買ったスーツが、
着れなくなって、スーツを買い直したこと
だった。
細身だった息子は、体育系の部活に入り、
２年弱で10kほど増量していた。
身体の成長は、つまり精神的な成長でもある。
自分の力でやり切っているのだから。
親から離れて、自分の裁量で、
好きな事を、好きな様にした結果が、
スーツの買い直し。
これから、
またスーツを買い直すことがあれば、
私は、喜んで買うつもりだ。
もちろん、
増量だろうが、減量だろうが。
スーツのサイズがどれだけ変わっても、
母は変わらず応援する。