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私には思いつかない。
お一人様用サイズの切り分けないタルトを
タルトレット
と呼ぶ。
小さくて可愛いし、
カットしなくて良いから、
食べる前に形が崩れる心配もない。
しかしながら。
手間がかかる。
かーなーり、面倒。
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こういう型の小さな一個一個に、
クッキー生地を敷き詰めていく。
大きな型なら一回の敷き込みで済むところ、
何回も繰り返さなきゃならない。
しかし、最近とあるレシピを発見して
その面倒が、劇的に楽になった。
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型をひっくり返して、裏側を使うのです。
それがこちら↓
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型で抜いた生地を、裏返した型に乗せて
余熱したオーブンで焼く。
重みで、周りの生地が落ちる。
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焼き上がりは、こんなに綺麗なお椀型に!
お菓子を作っていてこんなに
ワクワクしたのは、久しぶり。
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この後、
カスタードを流し込んで、
再び焼き、エッグタルトに。
エッグタルトは、
パイ生地ベースと、クッキー生地ベースの
ものがある。
このクッキー生地のエッグタルトは、
香港式
なのだとか。
娘に送ったら、速攻で
「ねー、
エッグタルトがさすがに美味しすぎた」
とメッセージが来た。
(っしゃぁ〜〜!!)
こんな斬新なアイデア、
私には思いつかなかった。
カットしないタルトは、
ラッピングも楽で、
何より可愛いのです。
メロンパンの、クッキー生地の
巻き込みが苦手です。
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パン生地の、上に乗せるだけ!
というのを好んで作っていた。
同じような原理だけど、
気が付かなかったなぁ。
こちらのレシピも、初めて作った時は、
度肝を抜かれた。
ちょっとしたアイデアで、
限界を軽々と超えられる。
興味ない人にとっては、
どうでも良いことなんだろうけど、
これって、
きっと他のことにも当てはまる。
つくづく、
この時代に生きていて良かった。