もてない人が、もてるようになった話
はじめに、紛らわしいタイトルについて
謝っておきます。
もてる、もてないのは、
『箸』
のことです。
それでも良ければ、この先へどうぞ。
短大に通っていた頃お付き合いしてた男性。
(今風に言えば"元カレ"になるのかな)
今思うと、
マザコンで、少しモラハラ気味のその彼。
あまり良い思い出はないけど、
ひとつだけ、
すごくすごく感謝してるのが、
「箸」
のことなのです。
正しく箸が持てなかった私。
特に誰かに指摘もされず、
別段困るとか、恥ずかしいとかも
あまり感じることなくスクスクと
18歳まで成長していた。
その彼とご飯を食べた時、
「ちょこふみちゃん、
ちゃんとお箸持てへんの?」
(⇨関西の人でした)
と唐突に指摘された。
割としつけに厳しいというお母様の話になり
まだ、親と会う心配などする段階でも
なかったのに、
私はとにかく震え上がった。
家に帰って、
箸を正しく使っていた母に問うた。
「お母さん、なんで私にちゃんと箸の
しつけしなかったの!?」
と。
そこから、必死に箸の持ち方を直した。
私の性格じゃ、親に指摘されても、
「うるさいなぁ!」
で終わっていたであろう。
一度正しく持てるようになると、
もう昔の持ち方では食べれないのが
何気に不思議。
さて。
自分が親になって
3人の子どもたちに、
箸の上げ下ろしを指導したのか?
答えはNo
同級生と張り合って、持てるようになった子
気にしてはいるけど、そのままの子
ちゃんと出来てると言い張る子(惜しい)
色々です。
親がちゃんとしつけるべき事だと
言う人もいると思うし、
それは間違っていないと思う。
でも私がそうしなかったのは、
自分がそうだったように、
"こりゃダメだ!"
って気がついたタイミングで
何とかしていけば充分なのではないかと
思っているから。
箸の持ち方云々を言い出すと、
確実に食事の時間が楽しくなくなるもんな。
箸の持ち方で、
その人の価値が決まるわけではないけれど、
字がキレイ
と同じように、何となく信用度が上がる。
いつかは、やっぱり
もてないよりは、もてた方が良い。
そしてそれは、
いつ、どこから、誰でも、
出来るようになるのだと、お伝えしたい。
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