見出し画像

お土産のこと。

月末に友達に会いに行く。

観光のルートやら、食事の予約、
とにかく色々と考えてくれている。
会うのを本当に楽しみにしてくれているのが
やりとりで伝わってくる。

そんな彼女から、大好きだから
買って来て欲しいとリクエストされたのが、
愛知県お土産の定番である、

「坂角のゆかり」
(エビ煎餅です)

彼女がこの煎餅を好きなのも
存在を知っていたことも、意外だった。

昔から変わらないこのデザイン。
小さな丸の中にも、海老がいる。
決して高級ではないけど、
この紙袋の色使いとデザインに、なぜか
クラッシックなブランドみを感じるのだ。
同じく、とらやの紙袋もけっこう好き。

私は、彼女の優しさと気遣いを感じた。

軽くて、持ち運びやすくて、
お値段も高すぎず、
県内ならどこにも売っている。

何より、私が迷わないでいいように、
敢えて、リクエストして来たと思っている。

彼女は、そういう人なのだ。


実際、お土産選びって難しい。
一生懸命に選んだものが、
先方に本当に本当に喜ばれているかなんて、
絶対に分からないもの。

こういう、気遣いの仕方もあるんだな、
って、ちょっと学んだ。

∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴

子どもの頃は、お土産を見たり買うのが
楽しみで仕方なかったけれど、
いつの頃からか、楽しみより、義務感が
大きくなっていた。

買わなきゃいけない

出かけた先で、謎のプレッシャーを
感じたりすることもあったけど、
今はそんな機会は、ほとんどなくなった。

旅行先のお店で自然に相手の顔が浮かんでくる
から、それに従って買うことが多い。
そこに義務感はない。

一番困るのは、ほとんど好みを知らないけど、
挨拶するのに手ぶらじゃ行けない時とか。
相手のことを知らないのは難しい。

家族は何人か、子どもはいるか、
お酒飲むか飲まないか、
甘いもの好きか嫌いか
以前、お菓子をお渡しした相手が、
糖尿病治療中だったなんてあって、
気まずい思いをしたこともあった。

∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴

最近、お土産を頂くことがあった。
出かけた先で私のことがよぎったことが
もう、嬉しい。

広島からはるばるやって来た卵。
私のことを知らなきゃ、この選択には
ならないのよ。使えるお土産NO.1‼️

これは、夏に頂いた日本酒だけど、
出かけた先で、地酒を買って来てくれる
友達もいる。こういう時のつまみ作りは捗る。
お酒のお土産は、飲む人には、
かなり嬉しいよなぁ。

こちらの一輪挿しは、琉球ガラス。
いつもお菓子をお裾分けしてる、
友達の娘さんが買って来てくれた。
これ以外にも、お菓子とかドレッシングとか、
黒糖ジャムとか…とにかくたくさん。

ひとつひとつ、ちゃんと私の生活で
使うシーンをイメージして買って来てくれた。

彼氏との旅行で、近所のおばさんの
お土産に時間使わせちゃって…(笑)
良い子過ぎる。

いつも職場に持って行って、
お菓子を食べるのが本当に好きで
いつもありがとう。との気持ちだと。


最近、
"もらっても困るお土産リスト"

なる記事を目にして、
自分も良かれと思って差し上げたものが
いくつか含まれていた。

もらったものに、
好きじゃないだの、使わないだの、
やっぱり言えないし、言わないものね。

お土産は、(お中元やお歳暮も)
相手の本音が見えないから、
歳をとっても難しいもののひとつだな。

そう思うと、私の周りの人達は、
お土産選びのセンス、最高すぎる。

いいなと思ったら応援しよう!