かさましの街・足利 【あしかが観察日記#2】
足利市はかさましの街と言っても過言ではない(たぶん)。
その様子は永遠のやんちゃ坊主ことたかうじ君の好物に明記されている。
①ポテト入り焼きそば
足利の焼きそばは一口大の茹でたじゃがいも(あるいはイモフライ)が入っているのがスタンダード。ホクホクのじゃがいもにソースが染み込み、麺と絡んで大変美味しい。焼きそばというものはじゃがいもありきだと思っていたので、ノーマル焼きそばを食べた時は物足りなさが半端なかった。
噂では戦後の食糧難の時代にかさましとして入れたのが定着した‥みたいな起源らしい(諸説あり)。確かにめちゃめちゃお腹いっぱいになる。最近はもはや栃木名物として定着してるっぽく、地域ごとの細かい分類もさておき、じゃがいもが入っていればOKな模様。
先日祖母に作り方を聞いたら、「1日目で麺が少なくなった後、2日目にじゃがいもを大量に投入することで持たせる」というガチのかさましレシピを教えてくれた。
②足利シュウマイ
足利のシュウマイには肉がない。片栗粉と刻んだ玉ねぎを練り、シュウマイの皮で包んで蒸す‥という“コナモン”である。ほぼ無味なこのシュウマイをソースにつけていただくのが足利流。ソースの味がして美味しい。
こちらも戦後の食糧難時代に作られた模様。これをシュウマイとして名物にまで押し上げたのは結構な暴挙ではなかろうか(褒めてる)。
鑁阿寺内にちょっとした食事処があるが、そこでも足利シュウマイが食べられる。北関東のクソ寒い冬の風を受けながら、温かい足利シュウマイを食べるのは身に染みて結構美味しかった。揚げと蒸しの2種類があるので、お好きな方をどうぞ。
③ソースカツ丼
どうやら発祥の地と言われているらしい。全国展開の定番メニューだと思っていたので地方グルメであることに気付かなかった。ご飯の上に千切りキャベツとソースカツを乗せていて言わずもがな美味しい。
お店によってこだわりが違うらしく、食べ歩くのもいいかもしれない。食べ歩きには向いていないメニューだけど。B級グルメとしておそらく1番ヒットしたであろう料理。
みなさんもうお気づきかもしれませんが、全部ソースの味がします。かさましの街っていうかソースの街かも。たかうじ君はソースジャンキーだったのだ。
おまけ : そば
実は足利、蕎麦喰いの街なんて呼ばれてるらしい。足利そば祭りなるものもあるとか。確かに言われてみれば蕎麦屋さんをよく見かける気がする。
いろいろ有名な蕎麦屋さんがあるようで、こちらも巡ってみるといいかもしれない。こちらはB級グルメというよりは普通にグルメ。
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