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慢性子宮内膜炎(CE) CD138とは?

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今回は妊娠の壁のひとつ、慢性子宮内膜炎のお話です。

「慢性子宮内膜炎」…“慢性”と付くし、簡単に治せるものじゃなさそう?

しかも“内膜症”じゃなくて“内膜炎”?

初めて聞く方もいらっしゃるかもしれません。なので、順を追ってお話していこうと思います。


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本題に入る前に、少しおさらいしていきましょう。

排卵から受精

膣部〜子宮頸管、子宮体部、卵管〜卵管采、卵巣


慢性子宮内膜炎は子宮内膜、局所に限られる炎症性疾患です。

上の図の子宮の内側の部分が内膜といわれる場所になります。

通常は月に一度、卵巣から排卵がされますね。

排卵が起こると、卵管采(らんかんさい)は手ひらのような形をしており、卵子をうまくキャッチして卵管へと取り入れます。

その後、卵管の膨大部(膨らんでいるところ)で、タイミング良く精子と出会えたら受精ができます。

胚(受精卵)の分割


受精がうまくいくと、卵子は受精卵となります。(「胚」といいます)
受精卵は分割を繰り返し、倍々に成長しながら子宮へと向かって進んでいきます。


着床場所はどこ?

“着床に適した場所”というものが実はあります。先ほどの図でいえば、下の方ではあまり良くありません。

一番目の図で見ると上の方です。

ちなみに上は「子宮底部」患者さんには上の方だとか、天井と言ったりもすることもあります。

受精卵が着床をする、この子宮の内側の部分を「子宮内膜」といいます。内膜は着床に向けて、排卵を迎えたあとには厚く厚く、増殖をします。

厚くなったふかふかの内膜で受精卵をお迎えするのでしたね。

受精卵は内膜の壁に取り付くと、触手のように、根っこのように血管を伸ばします。
子宮にしっかりとくっついて、さらに成長をしていきます。


慢性子宮内膜炎だと着床できない?

さて、ざっくりですが、排卵〜着床までをお話しました。
本題になっていきます。

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