UXデザイナー組織の成果を最大化させるグロースサイクルとは!?
こんにちは!またお会いしましたね。グッドパッチUXデザイナーのちょこです。私ごとで大変恐縮ですが、先日6/1付けで正式にグループマネージャーとなりました!
ということで、今日はデザインの力を証明すべく日々活躍しているグッドパッチのUXデザイナーが在籍している組織のことや、そこで今実施している『組織や個人の力を最大化させるための取り組み』についてご紹介したいと思います。
グッドパッチのUXデザイナー組織とは?
今グッドパッチでは25名のUXデザイナーが活躍しています。
クライアントワークに従事する組織の中で、主にソフトウェアのサービス設計やプロダクト開発を専門とする部署の中にUXデザイナーのグループが存在します。
新卒と中途入社がそれぞれ同じくらい在籍していて、これまでに学んだことやバックグラウンドも多種多様です。
特に中途入社者は、グッドパッチ入社前の職種がUXデザイナーではなかった方がほとんどで、UIやグラフィックデザイナーからキャリアチェンジした人、PdMやPM、ディレクターをしていた人、広告営業をしていた人、ITコンサルをしていた人など本当にさまざまな経歴の人が集まっています。
そんな経歴がバラバラなみんなも、「ユーザーが最高の体験をできるいいプロダクトやサービスを作りたい」という気持ちはひとつです。
私は大規模な事業会社2社を経てグッドパッチに入社しており、デザイナー仲間も多く、他のデザインファームのことも知っています。
UXデザイナーが25名も在籍している会社はかなり少ないので、組織の構成を知った時はグッドパッチのUXデザインへの注力っぷりに驚いたのをよく覚えています。
この25名が、多くのUXデザイナー仲間がいることを強みに、さらに個人や組織の才能を最大限発揮するにはどうしたらいいのか?
ここ最近の私は、クライアントと並走し良いサービスづくりに励みながら、そんな取り組みに挑戦しています。
我々が描く理想のチームの姿
私たちが目指しているチームの姿を言語化してみました。
・・・・ちょっと小難しくしすぎましたが、つまりはこういうことです。
前期ぶつかった壁
UXデザイナーとしてのスキルを最大限活かして大きな成果をあげるための取り組みは、実は去年から取り組んでいました。
大きな成果というのは、会社として目指している「世界が前進するような」デザインのサービスや「ハートがゆさぶられる」デザインがされたサービスを世の中に生み出すことだと思っています。
今の組織体制になったのは昨年の11月で、その時点では大きな成果を出すためには以下の2つが必要だと考えていました。
チャレンジ(プロジェクトで新しい取り組みをやってみること)の品質を上げること
質の高いチャレンジをしていることを世の中に知っていただくこと
この2つがしっかりできていれば、自然と大きな成果に結びつくと思っていました。
ところが、①と②をそれぞれ個人や数人やってみたところ、得られた成果はもちろんありましたが、それぞれがバラバラに取り組んでしまい、うまく相乗効果を得られませんでした。
壁を乗り越える -集団であることを活かす-
やってみて、うまくいかなければ次の方法を試す!
3ヶ月実施してみて課題が明らかになったので、UXデザイナーの強みを活かして、さらなる作戦を試してみることにしました。
チャレンジの品質を向上させるためのナレッジ蓄積も、世の中に我々がやっていることを知っていただく取り組みも、バラバラではなくチームを組んでその中で役割分担することでそれぞれの成果をもっと高められるのではないか。
さらに、新たな機会を見つけて大きな成果に繋げるためには、自然にそうなることを待つのではなく、能動的にアクションするチームも必要なのではないか。
さらにその3チームが協力すれば、お互いの成果を最大化できるのではないか。
これは・・・・グロースサイクルがまわるということだ!
集団の力でチャレンジとナレッジの並列化・体系化を繰り返し、全体として高いスキルを維持している状態が我々の目指すチームの姿じゃないか!!
新たな作戦-3つのチームを組成-
というわけで、これまでの失敗からの学びを経て、25人のUXデザイナーにはそれぞれ上記3つの枠組みでチームを作ってそこに所属してもらい、現場メンバーから選ばれた「隊長」がそのチームを牽引するという形に体制を整えました。
個人がそれぞれで動くのではなく、限られた一部の人だけが取り組むのでもなく、25人が一丸となって成果を目指せる体制にできたと思います。
今期は以下の通り、それぞれが目標を立て、その達成に向けて活動し成果を目指しています。
・チャレンジ品質向上チーム
隊長:そま、きたむ
ミッション:
我々はUXデザインやUIデザインの分野で一定の評価をいただいてはいるが、もっとデザインの力で世界を前進できるはず。そのためにトップラインをあげることはもちろん、クライアントのゴールから逆算したプロセスの組み立て方や、ユーザーリサーチ・ユーザー体験の設計といった各プロセスに関する集合知をもって、組織全体の底上げをはかる。そのために課題仮説を作り、検証を回すことで仕組み化を目指す。
まずは社内に溜まった知見を活用しやすい形式/粒度に整形し直し、メンバーが見つけやすくすることに挑戦する部隊。
・認知の拡大チーム
隊長:しな、ありま
ミッション:
弊社のコーポレートサイトのWork(事例紹介)、Goodpatch Blog、ウェビナーやイベント、そしてこのnote「UXデザイナーの自由帳」などなど、取り組みやデザイナー個人を紹介する媒体はたくさんある。我々の存在を知ってもらいたいという意思ももちろんある。そして、自社のナレッジがどこかのデザイナーに役立つことだって、きっとあるはず。
どこで、何を、何のために紹介するのかーーここに戦略があればより効率的かつ効果的に、世の中に我々の取り組みを紹介できるのでは?
コンテンツのネタ企画から生成フローの効率化まで、表出化することをとにかく全力でやる部隊。
・機会創出チーム
隊長:いしけん
ビジネスがなければデザインじゃない。ユーザーがほしいものをつくるのは、それが1番ビジネスが成長するから。我々が顧客に提供できる価値をもっと増やして、顧客もユーザーもハッピーになってほしい。だからデザイナーがビジネスサイドの視座を持つと、ものづくりのスピードは加速する。デザイナーがビジネスを組成することでものづくりの超加速を目指す部隊。
ここから組織も超加速
今は前期の失敗から学び、3つのチームがお互い知見を情報交換しながら活動を進められているので、どのチームも良い結果が見え始めています。
各チームの目指すところや今の取り組みの状況は、各隊長の紹介を兼ねて、また別の記事にて各隊長から語ってもらいたいと思います。
それぞれの活動への意気込みやグッドパッチという会社、デザインに対する思いをインタビューしてみようと思うので、お楽しみに!
それでは今回はこのへんで。
またお会いしましょう。
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