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一人行動が得意なのと好きなものこそ1人で体験したいのは多分同じ理由かもしれない

私は専ら1人行動が得意で、どこでも行ける。
カラオケや映画、ライブなどの身近な娯楽はもちろんのこと、ディズニーも海外旅行も1人で何度も経験している。

1人だと気楽で良いのだ。

「あっ、次あそこ行こー」とか、「何か気になるものがあるぞ、行ってみよう」とか、自分の気持ちの赴くままに動けるから。


趣味であるアニメを見る時間もそうだ。
夫と一緒に見るのも好きだけど、私は自分のお気に入りアニメは絶対に1人で見たい。
隣に誰かいると、あーだねこーだねと話をしてしまう。私がそれがたまらなく嫌である。
(ちなみに、1人での視聴後に再度夫と一緒に見てお互いの感想を言い合うのはものすごく好き。)


よく、好きなものは誰かと共有した方が楽しいじゃんと聞く。それはわかる。私も、好きなものを誰かと話すと楽しい。
しかし、それに至るまでの過程は、自分1人で体験したいと思うことがある。


その理由は多分、私が自分より先に他人のことを考える性格だからだと思う。

私は自分の抱く感情に気づくのが遅いタイプで、例えばアニメを見てもそれに対する感想もすぐには出てこない。よーく考えて、あっ私はこういう理由でこの作品が好きだなって気づく。それが作品を見た1週間後だったりもする。

そこでもし夫と一緒にスマホで作品を見ていたとしたら、「あ、音量小さいかな?少しあげようかな?」とか、「画面見づらいかな?角度かえようかな?」とか考える。それによって多少自分が見づらくなったとしても、我慢する。

私の場合、隣に人がいると自分の気持ちよりも先にこうやって他人のことを考えてしまう。結果、自分がどう思っているのかを私が知るのは後になる。

自分の好きなものに関しては特に、私はそれが嫌なんだ。


そう。誰かが私の隣に来た瞬間、自分の主役が私でなくなる。

それがたまらなく悔しい。


つまるところ、私は何よりも先に自分の気持ちを知りたいと思っているのだと思う。 

人間って、自分を知っていくことが楽しいんだよね。

あ、私今楽しいんだ、とか、悲しいんだ、とか。
自分自身のことなのに、自分の中には他人視点で自分を見ることもできて、それって面白いなぁと思う。

自分が「好き」だと思うものの、何が魅力なのか、どうして好きなのか、それをもっと知りたい。
そのためには、自分のことだけを考えられる空間が必要なんだ。隣に他人がいると、私はそれができない。
だから、私はカラオケでも映画でも旅でも何でも1人を好む。


普段は人に紛れて目立たないように生活したいけれど、好きなことをして過ごしているときは、自分の主役は自分でいたいと思っている

1人行動が得意な人って、好き嫌いがハッキリしているのかもしれない。



結婚してからは1人旅はしていないなぁ(1人で実家に帰ったついでというのはあるが)。
出産してからはアニメを見る時間を確保するので精一杯。
また海外にも行きたい。

今は子育てを楽しんでるからそれができなくて悔しいとかは全く思わないけど、子育てが落ち着いたら、1人旅をしたいな。

自分のことだけを考える自分が主役になる時間。また味わいたい。

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