帝王切開の傷には早めのケアを!
帝王切開の傷ってどのような経過を辿るか知っている妊婦さんてどれ位いらっしゃるんでしょう?
私自身は傷自体の経過があまり良くなく、ずっとミミズ腫れのように腫脹した状態が続き、衣擦れによりヒリヒリし、仕事復帰した後でも急な突っ張り感、ピリつき、痒みにより随分とストレスを感じたものです。
縫合糸は2ヵ月程で吸収されるますと産婦人科の先生に聞いたことがありますが、傷周りの突っ張り感やピリつく感じ等は、正直2ヵ月では無くなりませんでした。
産後半年になり、子供の体重が増え動きが活発になり、傷へのストレスも増えたあたりから、「傷がこんなに治らないのはどうなんだろう?」「そろそろ本格的に治療が必要なのでは?」と思い始め、一度目の皮膚科受診へ。
結果、皮膚科医より「この傷の状態は良い方だよ」と言われました。
(結構腫れてるけど…?)
「ステロイドテープを張ることもできるけどうする?」と言われ、状態が良いのなら…と経過観察をすることを選択しました。
この時のことは今でもとても後悔しています。
結果、2年経過してもミミズ腫れは10㎝程残り、諸症状に悩まされる日々。限界に感じた際に、GLABの蒲田和芳先生に診て頂き、突っ張りやピリつきが無くなっただけでなく、感覚も戻り、涙が出るほど嬉しかったのを覚えています。
「もっと早くケアしておけば良かった!!」
そう強く思ったのでした。
よくよく調べてみると、産後1~2ヵ月で肥厚がみられる場合は肥厚性瘢痕となる可能性があり、ステロイド含有の外用薬やテープ剤の治療が良いとされており、また帝王切開術による肥厚性瘢痕患者の初診が遅いことが形成外科医より指摘されているとのこと。
(参考文献:PERINATAL CARE5 いま一番新しい帝王切開のケア 助産師が押さえておきたい11のこと,メディカ出版)
産後半年では遅すぎた…!
今度は確実に治療すべく、形成外科を受診。ステロイド含有のテープ剤の処方に至りました。
治療は現在進行形ですが、テープ剤と自身でのリリースにより産後半年の時と比較し、症状はだいぶ快方に向かっています。
とにかく、タイトルの通り
帝王切開の傷には早めのケアを!
と声を大にして妊婦さん、産後のママさんに伝えたいです。
形成外科の治療と並行して徒手的にケアすることで諸症状も緩和されるので、ケアが気になる方は公式LINE、またはインスタDMよりコメント下さい!