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海外大学院出願:IELTS勉強法

 皆さんこんにちは!カナダのケベック州にあるマギル大学修士課程に在籍中のChocoです!今回は私が行ったIELTSの勉強法について詳しくお話しします!

多くの海外大学院プログラムでは英語圏の出身でない学生は、英語能力の証明としてIELTSやTOEFLといった試験スコアを提出する必要があります。私のプログラムの英語要件はIELTSで各バンドスコア6.5以上またはTOEFLオーバーオール86点以上かつ各バンドスコア20点以上のどちらかでした。

IELTSの概要

IELTSはTOEFLと同じようにリーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの4セクションで構成されており、ペーパー試験とコンピュータ試験の2つがあります。試験時間はリーディング60分、リスニング30分、ライティング60分で、同日にスピーキング試験もあります。TOEFLと違いIELTSのスピーキング試験は対人形式で行われます。私はペーパー試験、コンピュータ試験の両方を受験しましたが、コンピュータ試験の方を圧倒的におすすめします。コンピュータ試験の一番の強みはライティングの際に文字数のカウントが不要であることとスペルミスをしたり書き直しを行い時に簡単に追加、削除できることです。またタイピングに慣れている方にとっては、更に時間を有効に使えます。更にペーパー試験の結果は約2週間後にしか公開されないのに対し、コンピュータ試験では試験後3~5営業日で結果が公開されます。


私が本格的にIELTSの勉強を始めたのは10月に入ってからでした。IELTSは、リーディング、リスニングは比較的簡単ですが、ライティングの評価が厳しいことで有名です。またスピーキングも発音やスペーシングなどの”いかにネイティブっぽく話せるか”みたいなところも審査されるため、日本人にとっては高スコアを取得するのが難しいセクションです。案の定、私もライティングとスピーキングでとても苦しみました。
先に以下に私のスコア推移を記載します。

 1度目の受験の時点でリスニング、リーディングは最低基準点を突破していました。リスニング、リーディングに関してはネットに練習問題が多く転がっているので時間を測って各自練習して下さい。

ライティング

ライティングに関しては、私は最初の頃、ある程度書き方を勉強した後は闇雲に問題を解いていました。IELTSのライティングはタスクが2つあり、それぞれどのような質問が出されるか、どのように答えるかのテンプレートを知っておくと書きやすいと思います。評価基準4項目(Task Achievement (タスクの達成度), Coherence & Cohesion (一貫性), Lexical Resource (語彙), Grammatical Range & Accuracy (文法))あり、この4つの評価項目の平均がライティングの点数になります。IELTSのライティングは、6.0までは比較的簡単に取れると言われています。私も初受験でライティング6.0と取得し、その後いくら問題を解いても中々スコアは上がりませんでした。問題だったのが、どの評価項目で点数が落ちているのかが全く分からなかったことです。そこで留学生の友達に相談したところ、ライティングの添削サイトを使うといいと言われたので、ライティングを添削してもらいました。実際のIELTSでは各評価項目の点数は知ることが出来ないのに対し、オンラインのライティング添削はそれぞれの項目の点数が分かるだけでなくや高得点取得のためのアドバイス自身のライティングの改善点を知ることが出来ます。私はこちらのサイトを主に使用していました。全部で20タスク分くらいやっていたと思います。                                          

値段もそれ程高くはないので、スコアが取れるまで闇雲にIELTSを受験するよりもこちらにお金を使った方が確実にライティングのスコアは上がると思います。私はこの添削サービスで、難しい単語や複雑な文法を無理して使おうとしていたせいでスペルミスや文法ミスが多くなり、減点されスコアが落ちていることに気がつくことが出来ました。これらを改善したところその後に受けたIELTSではライティングのスコアは一気に7.0にまで上昇し安定して7.0が取れるようになりました。このサイトの採点基準は実際より少し厳しいか同じくらいなのでこのサイトで6.5を取れた方は本番で7.0を取れる可能性は十分にあると思います。

スピーキング

スピーキングに関しては正直に言うと数打ち当たれ方式でした(笑)。なぜならIELTSのスピーキングは試験管によって0.5~1.0くらいスコアが違ってくるからです。もちろん勉強はしたものの数ヶ月で伸びる技術ではなかったことと、初受験で6.5が取得できていたことから良い試験管に当たれば6.5を取れると思っていました。実際に行ったスピーキング対策としては以下のような面接の質問集を読み込みすぐ答えられるように答えを考えておくことと、答えるのに必要な単語を頭に入れておく事です。

また自分のスピーキングを録音し、発音やアクセントが合っているか確認するのも効果的です。本番では、質問に対しての答えを考えている間は減点されないので、質問に対しての答えを考えている振りをして頭の中で文章を構成しましょう(笑)
私は、初受験以来中々スピーキングで6.5が取得できず、受験し続けていたら同じ試験管に当たってしまったため、このままでは6.5が出願締め切りまでに取れないと思い、他の県に受験しに行きました。その結果スピーキング6.5を取得することが出来ました。あまり参考にならなくて申し訳ないですが、もう少しでスコアを達成出来そうな方は特に数打ち当たれ方式でもいける場合があります(笑)

以上が私が行ったIELTSの勉強法です。元々英語が好きなのもあって、基礎英語力は平均よりも高かったのでなんとか数ヶ月で最低基準点を超えることが出来ましたが、早め早めの準備は本当に大切なので少しでも海外大学院進学を考えている方は日頃から英語をしっかり勉強しておきましょう!また最近ではDuolingoの試験を受け入れている大学も増えてきました。この試験はIELTSやTOEFLよりも格段に安いので、希望大学がDuolingoの試験を採用している場合は是非検討してみて下さい!

最後まで読んで下さりありがとうございました!

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