目線と時代の共有『ポール・マッカートニー写真展』
お盆休みの最終日、六本木ヒルズで開催されている『ポール・マッカートニー写真展』へ行ってきました。
一緒に行ったのは中学時代の友人たち。そう、私がポールに、そしてビートルズに夢中になりはじめたころ一緒にいて今でも親しい友人です(ビートルズをきっかけに仲が深まったともいえる)。
会場の東京シティビューは森タワー52階にある展望台。入ると数点の写真とブロンズ像がお出迎え。
写真展に入るには展望台料金プラス入場料金がかかります。
大きなステージ写真が飾られた入り口からワクワク気分で入場しました。
展示されている写真は1963年10月から1964年2月までにポール本人が撮影したものがほとんど。
ポール本人の音声ナビゲートを聴きながら作品を鑑賞することができます(アプリには日本語訳も表示されているので英語でも大丈夫)。
撮影者であるポールはほぼ写っておらず、ポールのご尊顔を拝見する楽しみが少ないのはわかっていました。
けれど、ポールの肉声を聴きながら写真を見ていくと、まるで自分がポールの親しい人になれたかのような錯覚が起こるのです。
こんな楽しみ方があったなんて!!
二つの帽子をかぶったジョージの写真を見せてもらいながら「僕はこの写真が大好きなんだよ」と教えてくれたり
人々がビートルズが乗る車に追いつこうと走っている写真では「この写真が撮れたのはラッキーだったと思う。力強いからね」と、どんな状況だったかを説明してくれたり
車のすぐ横に止まったバイク警官の銃と弾薬を見て「なんてこった。まさにアメリカだな」って思ったんだと話してくれたり
ポールの想い出に立ち合わせてもらえて、親密になれて嬉しかったです。
身内だからこそ撮れる写真を見せてもらえるのもしあわせ。
パリでの写真は並んだネガもおしゃれ。
ポールが写っている写真もいくつかありました。
ポールの弟マイクが撮ったポールとジョンの仲のいい写真にはキュンキュンしました。
この時代、
世界はビートルズに熱狂していました。
ポールは、
そんな熱狂の嵐の渦を中から見ていました。
ポールは愛に満ちていて、隔たりがなくて、楽しむのが上手で、やんちゃで、芸術の神様に愛されていて、、、、、やっぱり特別に素敵な人。
マイアミの写真は、ここまでの展示と一変してカラフルになります。
ファンが砂に書いたラブレターはちゃんとポールに届いていました。
素顔のメンバーもたくさん。
会場の最後に流れていたのは、フォトフィルム「ビートルズ・ツアー」。動画のように流れるマイアミで撮られたカラーの写真たちは、若々しくて繊細でまぶしかったです。
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