2019クリスマスその20 〜青の洞窟
渋谷駅に降り立つと、想像以上の人の波だった。
クリスマス前の金曜の夜は、知らず知らずのうちに人を開放的にするのかもしれない。
いつもよりそれぞれの声のボリュームが大きくなっている気がした。
私は、少しでも上手くすり抜けたくて、スクランブル交差点を斜めに渡らず、右側の歩道を歩いてゆく。
公園通りは、今年もブルーだ。
あ、そういえば、、、
白一があることを思い出し食べてみる。
見た目はソフトクリームのようだが、甘さ控えめで少しさっぱりした高級アイス。
舌にザラリとした感覚があり、ソフトクリームじゃないなと実感する。
さあ、ケヤキ並木が見えてきた。
ケヤキ並木では、
ビルの灯りに邪魔されず青を楽しめる。
ここからは路面に特殊なビニールシートが貼られ
一面がブルーになる。
ぬるっとした感じに洞窟を感じる(なのに滑らない)。
人が少ないとより反射が明確になるので、
特にここは開催期間の早めに来るのがお勧めである。
喧騒に紛れないようにベルの音が響く。
ステージ上に設置された『FORTUNE BELLS』は紐を引くと「富の鐘」「知の鐘」「愛の鐘」の三つのどれかが鳴るらしい。
美しさに浸るだけでは人は生きていけないので
夕飯を食べることにした。
日清フーズの『青の洞窟』ボロネーゼ。
写真では美味しそうに見えないが
とても美味しかった。
だいたいが行き当たりばったりな私だが
調べておいて良かった。
460円という値段も素敵(レモネードは別)。
そして、テーブルに映るライトもご馳走だ。
振り返れば
歩いてきた景色は違うものになっている。
奥に見えるあの背の高いビルはなんだろう。
どんどん変わっていく渋谷を
部活動で通ったころの思い出に重ねながら
帰ろう。
最後までお読みいただきありがとうございます。