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友達100人なんていらない

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春ですね!

初夏になりつつもあり、新しい環境に少しずつ慣れてくる頃です。



さて。小学校の頃によく聴いた

「友だち100人できるかな♪」

なんて歌がありますが


そもそも友だちの定義って何なんでしょう。

「ここから友だち」のボーダーラインは
人それぞれだったりします。


◾️友だち=仲良くしないといけない人?

学校などの団体で生活する子どもたちに、
いつも私から伝えていることがあります。


それは

「クラス全員と仲良くなる必要はないよ」

ということ。


先に言っておきますが、
仲良くできないやつとは仲悪くしろ、
と言っているわけではなく。

白か黒 のように断定的ではなく
ある種のグレーゾーンを設けるということ。

様々な人間の集う集団生活においては、
バランスがとても大事と言えます。

白黒ハッキリつけろみたいな考え方は
必ずと言っていいほど争いを生みます。


全ての人間が、周りの人間全てを許し、
暖かい心で包むような菩薩のような人なら、
そりゃ争いは起きないでしょう。


が、現実は違います。


こちらがどれだけ努力しても、仲良くなれない人がいます。

時には理不尽に突っかかってくる輩だっています。

上司になった方がパワハラ野郎かもしれません。

大人になって、社会に出ても、合わない人はいます。


それでもみんながみんな手をつなぎ合い、
無理に仲良くして、
丸く収めなければならないか。

そんな大人でも難しいことを、
子どもたちに押し付けたくはありません。

菩薩にならなきゃ、と考えているタイプの人間だけが無理をして、勝手なやつは勝手にやるだけです。


もちろん、相手のダメなとこばっかり見つけるのが得意な子も中にはいます。

ダメなところはみんな持っています。
もちろん私も。
完璧な人なんていない。

だから、
「良いとこメガネをかけても、それでもどうしても合わないなら、仕方ないときもあるんだよ」と伝えています。


時と場合にもよるでしょうが、

少なくとも

無理に好きになる必要はない」。

これは断言できます。




◾️仲良し空間のグレーゾーン


私が学生の頃 全国転々としていたわけですが、
教室という囲われた1つの空間に、誰が言ったわけでもなく、なんとなーく漂っている
「みんな仲良しさんで偉いね」みたいな空気を、どこの学校に行っても感じていました。

どこからともなく無意識的に押し付けられる
「仲良し空間」の創造。


さて。

押し付けられたら反発したくなるのが
子ども心ってもんです。(大人も?)


この時の子どもたちの気持ちは、

「仲良くできない」
→「(無理に仲良くできるかよ) うぜー」

なんじゃないかなと考えられます。


だから、仲良くなれなそうなやつを見つけたら、この「みんな仲良し空間」から排除しなければなりません。


「こいつは仲良くできないやつだ」から始まり
そこからある種の「排除が使命」であるかのような、正義感にも似たような感情が、
ある日リーダーを生みだし、
正義感から生まれたものゆえに周りに何も言わせない空気までも作り出すのではないか。

この「仲良し空間の強制」がいじめを生むことも少なくないのではないか。


グレーゾーンを設ける、というのは

「仲良くできない」→「うぜー」

この「うぜー」に変換される間に、

「仲良くできない」→「じゃあ仲良くしなくてもいいよ」とワンクッションを与えること。

無理に好きになる必要なんてない。


仲良くできないなら、

「知り合い」でいいじゃん。

おにぎり横で食べるくらいなら
「知り合い」でもいいじゃん。

「知り合い」なら無視する必要もないし、

仲良くできる人同士が、仲良くすればいいよ。


それもまた「人付き合い」の勉強じゃないの。


せっかく楽しい、
二度と戻ってこない子ども時代を、
嫌いな人間のために、
貴重な時間を割くなんて、もったいない。

ただ仲良くなれないという理由だけで、
構われてしまった相手の子も、
「ここにいてはいけないのか」と自分の存在を否定せざるを得なくなってしまう。
下手すりゃ一生その傷を背負って生きていく羽目になる。

「仲良くしろ」の強制は誰かの居場所を奪う。


誰も得しない!なんてナンセンス!


そしてついでに言います。

嫌いな人の話を寄ってたかってコソコソ話したり、いじめたりしてる時の顔、

絶対 美人じゃないよね。
イケメンじゃないよね。
可愛くないよね。

間違いなく、魅力的ではないよ。


人間 笑ってる顔とか
一所懸命な姿が素敵なんじゃないの。

好きな人たち、楽しく話せる人同士で、
笑って過ごした方がよっぽど有意義な時間の過ごし方だし、あなたも魅力的に映るんじゃない?


実際、これを伝えるようになってから、
ひとりぼっちの子が出なくなりました。

多少浮いてた子が一人いたとしても、
排除しないことで、他の子が仲良くしやすい環境にも繋がるわけです。
(1クラスに一人は本物の菩薩がいたりする)

たとえ浮いてたとしても、誰かと仲良くする権利はあるんだ。



◾️大人も私もあなたも

ここまで、子ども子どもと話してきましたが
これは私たち大人にも言えることなんじゃないでしょうか。

苦手なものは苦手、と割り切って、
楽しいことを考えた方がよっぽど人生楽ちんです。

少なくとも、職場の人が相手ならば、
家に帰れば関係ないし、ましてや無理に好きになる必要なんてこれっぽっちもありゃしません。

「どうしたら解決できるだろうか」
って話し合いが必要な時もあったり

「辛すぎて耐えられない」
そこまできたら逃げるしかない場合もあるかもしれない。


ですが

「なんであの人は。
なんでいつも私が。
あの人、ほんとに嫌い!」

なんて帰ってきてまで考えるなんて、
心の無駄遣い。

その人のために自分の貴重で大事な時間を犠牲にしてるようなもんです。

しかも重要なのは。

相手はなんとも思ってません。絶対。

苦しんでる間、肝心のそいつは自分の好きなことしてハッピーに過ごしてるわけです。


悔しすぎます( •̅_•̅ )虚しすぎます


だから

なんでもいい

好きなご飯をたべて、
好きなテレビを見て、
本読んで、勉強して。

なんでもいいから

「自分の為になること」に時間を使えたら、
少しだけハッピーに近づけるんじゃないかな

と、思うわけです。



少ないかもしれないけど、
私には、くだらないことで笑わせてくれて、
励ましてくれる友だちがいます。

もちろん、その中に無理して仲良くなった人はいません。

気付いたら、仲良くなってた
そんな人ばっかりだし、

「うぜー」って思うこともありません。


私は

無理してまで友だち100人なんていりません。



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