イカの足をゲソ(下足)というけど、あれは足なの?手なの?(テキスト版)
みなさん、こんばんわこんにちは!
ちょぼ先生です。
今回は、私たちが普段食べているイカの体の構造について、ちょっと深堀りしてみようと思います。
イカの足は「足」?それとも「手」?
イカの足を「ゲソ」と呼びますが、あれは一体何なのでしょうか?「足」と書いて「ゲソ」と読むので、当然足だと思う人も多いはず。しかし、実は生物学的には「腕」と呼ぶのが正しいんです。
なぜなら、イカの腕は歩くためではなく、主に餌を捕まえたり、抱え込んだりするために使われているからです。まるで腕のように器用に使いこなす姿を見れば、なるほど納得ですよね。
イカの頭はどこにあるの?
さらに面白いのは、イカの頭の位置です。私たち人間は、頭が胴体のいちばん上にありますが、イカは逆なんです。
胴体: 私たちが食べているイカそうめんやイカリングの部分が胴体にあたります。
頭: 目がある部分が頭です。意外と小さいですよね。
腕: 頭の周りにたくさん生えているのが腕です。
つまり、イカは胴体があって、その上に頭と腕がついているという、ちょっと変わった体をしているんです。
お腹と背中、どっちがどっち?
イカのお腹と背中も、私たちとは逆なんです。
お腹側: 水や墨を吐き出す穴(漏斗)がある側がお腹側です。
背中側: 漏斗の反対側が背中側です。
イカの腕の秘密
イカの腕は、種類によって本数が違いますが、多くのイカは10本持っています。そして、そのうちの2本は「触腕」と呼ばれる、とても長い腕です。触腕の先端は平らになっていて、大きな吸盤がついており、これで獲物をキャッチします。
オスのイカの場合は、さらに面白い特徴があります。繁殖期になると、ある一本の腕が変形して「交接腕」と呼ばれるものになります。この腕を使って、メスに精子が入ったカプセルを渡すんです。
イカを観察してみよう!
スーパーなどでイカを購入する機会があれば、ぜひじっくり観察してみてください。
腕の本数: 触腕はどれか?交接腕はあるか?
吸盤: 吸盤の形や大きさは?
ヒレ: ヒレの形は?
普段何気なく食べているイカですが、その体の構造は私たちとは全く違っていて、とても興味深いものです。ぜひ、イカの体の秘密を解き明かしてみてください!
まとめ
イカの体は、私たち人間とは全く異なる構造をしています。しかし、その構造は、イカが海の中で生きていく上でとても役に立っているのです。イカの体を観察することで、生物の多様性や進化の不思議さを感じることができます。
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