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大谷翔平選手に税金逃れスキャンダルで契約の見直しってホントなん?~オオタニサンゼニゲバサン?~

 スポーツ界史上最高額「7億ドル(1015億円)」でドジャーズ入りした大谷翔平選手に、およそ140億円の「税逃れスキャンダル」が浮上したとのこと。
 カルフォル二ア州政府の指摘で米連邦議会が調査に乗り出し、契約の見直し、白紙撤回の可能性も出てきたというロサンゼルス・タイムズなどの地元メディアが報じました。
 地元メディアの報道ですので、あまり日本でこの税逃れスキャンダルは報道されていませんよね。それ、ホンマなん?と気になったのでまとめてみました。

カリフォルニア州政府が、ドジャースと大谷が結んだ契約に「税金に著しい不平等を生み出そうとしている」と異議を表明し、連邦議会(日本で言う国会)に調査と介入を要請したという。

大谷は昨年12月にドジャースと10年契約を結んだ。スポーツ史上最高の総額7億ドル(約1015億円)。しかし、契約期間中は年200万ドル(約2億9000万円)しか受け取らず、97%にあたる6億8000万ドル(約986億円)を2034〜43年に分割で受け取る。極めて歪な契約に透けて見えるのが、連邦法の不備を突いた税逃れだというのだ。

ドジャース入りした大谷翔平"140億円税金逃れ"疑惑 米連邦議会が調査へ|ニフティニュース (nifty.com)

まぁまぁ大事になってないか。そう感じました。じゃあそもそも税逃れってどういうことなのか具体的な事例をあげて説明してあります。

州財務監査局の会計監査官マリア・コーエン氏は「この後払いで140億円が同州に入らない可能性がある」との試算を示し、連邦議会に介入を求めたことを明かした。

今回の〝税逃れ疑惑〟には、米国の税制度を理解する必要がある。日本とは違い、米国の所得税は国と州の2本立て。国の方は、どこの州に住んでいても変わらないが、州の税率は居住地によって異なる。

税率の高い州のトップ3はカリフォルニア、ハワイ、ニュージャージー。ヤンキースとメッツの本拠地ニューヨークは、州としては平均的だが市が独自の所得税を設け、トップ3に近い。一方でワシントン、ネバダ、テキサス、フロリダ州などは所得税を徴収しない。

そこで高額年俸選手が給与の一部を後払いにし、所得税がない州に移住して受け取るケースが増えている。カリフォルニア州政府が大谷の契約をバッシングするのはそのためだ。

ドジャース入りした大谷翔平"140億円税金逃れ"疑惑 米連邦議会が調査へ|ニフティニュース (nifty.com)

アメリカって州によって、税金の徴収額が全然違うんですね。140億円の税逃れという指摘の内訳はどうなっているかというと。

MLB代理人事務所のスタッフが話す。

「大谷の居住地は、全米で最も州の所得税が高いカリフォルニア(最高13.3%)です。年俸が約43億円だった昨季のエンゼルス分は、国と州合わせて約21億円の納税が予想される。しかし、年俸を2億9000万円に定めた今季は、単純計算で1億4000万円で済む。しかも、給与の大部分を後払いにしたことで、将来フロリダ州などに移り住んで残額を受け取れば、本来カリフォルニア州に入るはずの所得税収が消滅する。それが年14億円で計141億円。LAの街中が大谷のド軍入りを歓迎する中で、州政府がイチャモンを付ける理由はここにある」

ドジャース入りした大谷翔平"140億円税金逃れ"疑惑 米連邦議会が調査へ|ニフティニュース (nifty.com)

 州政府にとっては、とても大きなことですよね。徴収できたはずの税金額が後払いによって、消滅してしまったので、イチャモンを付けることも納得かなと。
 まぁそこまで大谷選手が考えての行動かどうかはわかりませんが、自分の意志でこういう契約を提案したのなら、かなりの財テク持ちですよね。二刀流を超えて三刀流ですよね。(三刀流って言葉あるんかな?そういやワンピースのゾロって三刀流やったな)それか大谷選手のバックにはとんでもない優秀なブレーンがいるんでしょうか?一平さんかな?
 まぁ外野があれやこれや言うてても仕方ないので、大谷選手の野球のプレーに注目して心から応援したいと思います。ワールドシリーズ制覇が見たいね。
 
 オオタニサンがゼニゲバサンかどうかは、年棒の後払いが開始される10年後に、所得税がないフロリダ州に移住しているかどうかで答え合わせしたいと思います。
 
それではまた。

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