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ネコはビルから落ちても大丈夫?「フライングキャットシンドローム」の驚きの事実!(テキスト版)
みなさん、こんばんわこんにちは!
ちょぼ先生です。
今日はとっても興味深いネコの話をしたいと思います。
テーマは「ネコはビルから落ちても大丈夫なのか?」です。
ネコって、本当に不思議な生き物ですよね。高いところから落ちても平気そうに見えるけど、実際のところはどうなんでしょうか?
ネコの驚異の着地能力
ネコは、仰向けの状態から落としても、くるっと体を回転させて足から着地します。
これは「ネコの空中反射」と呼ばれる能力で、どんな短い距離でも体勢を整えることができるんです。
でも、どうやってそんなことができるのか、気になりませんか?
実は、ネコは上半身と下半身を別々に回転させているんです!
まず上半身を回転させ、次に下半身を回転させることで、着地に適した姿勢を整えます。
この動きは、フィギュアスケートのスピンに似ています。スケート選手が腕を広げたり縮めたりして回転速度を調節するように、ネコも前足と後ろ足を広げたり縮めたりしてバランスを取っているんです。
高さによって変わるネコの運命
でも、いくらネコが器用でも、高さによっては怪我をすることがあります。
例えば、2階以上の高さ(約6メートル)から落ちると、着地時の衝撃を前足で吸収しきれず、顎を地面にぶつけてしまうことがあるんです。
4階以上(約12メートル)から落ちると、大怪我を負う可能性が高くなります。
ところが、驚くべきことに、7階以上(約20メートル)から落ちた場合、ネコは逆に助かることが多いんです!
この現象は「フライングキャットシンドローム」と呼ばれています。
フライングキャットシンドロームとは?
1976年、アメリカのロビンソン氏が発表した論文によると、7階以上から落ちたネコの生存率が高いことが明らかになりました。
例えば、18階(約55メートル)から固い地面に落ちて助かったネコや、28階から日除けの上に落ちて助かったネコ、さらには飛行機から335メートル下に落ちて助かったネコの例も報告されています。
なぜ高いところから落ちたネコが助かるのか?
その理由は、ネコが長時間落下するうちに体の緊張がほぐれ、四肢を広げてムササビのような姿勢になるためです。
この姿勢により、空気抵抗を利用して滑空し、ふんわりと着地することができるんです。
東京でも確認された現象
東京の獣医師たちも、高層マンションから落ちたネコのデータを収集し、同様の結果を報告しています。
高いところから落ちたネコの方が、低いところから落ちたネコよりも生存率が高いという事実は、日本でも確認されているんです。
でも油断は禁物!
フライングキャットシンドロームがあるからといって、ネコが高所から落ちても絶対に大丈夫というわけではありません。
高層階に住む飼い主の方は、ベランダを開けっぱなしにしないなど、ネコが落ちないように注意することが最も重要です。
ネコの能力に驚きを隠せない!
ネコの運動能力や平衡感覚は本当に驚異的ですよね。
中途半端な高さ(6階未満)から落ちると致命傷を負う可能性がありますが、高層階から落ちた場合は、空気抵抗を利用して滑空し、生存率が高くなるという興味深い現象が確認されています。
この「フライングキャットシンドローム」は、ネコの驚異的な能力を示す一例です。
誰にも教わらずに空気抵抗を利用して着地するネコの姿は、まさに自然の神秘と言えるでしょう。
まとめ
ネコは高いところから落ちても平気そうに見えますが、実際には高さによって運命が分かれるようです。
中途半端な高さが一番危険で、逆に高いところから落ちた方が助かる確率が高いというのは、本当に驚きですよね!
でも、ネコを飼っている方はくれぐれも注意してください。
フライングキャットシンドロームがあるからといって、油断は禁物です!
ネコが落ちないように、しっかりと対策を取ることが大切ですよ。
今日はこんな感じで、ネコの驚きの能力についてお話ししました。
みなさんも、ネコの不思議な能力に驚かされたのではないでしょうか?
それでは、また次回の記事でお会いしましょう!
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