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冬眠中のハムスターの爪は伸びが止まる!?でも綺麗さを保つ(テキスト版)

皆さん、こんばんわこんにちは!
ちょぼ先生です。
今日は、北海道大学の研究グループが発表した、冬眠中のハムスターの爪に関する驚くべき発見についてご紹介します。


冬眠中は爪が伸びない?

なんと、冬眠中のハムスターの爪は伸びないことが分かったのです!しかし、冬眠が終わると、また普通に伸び始めます。しかも、冬眠期間中も爪は綺麗な状態を保ち続けるというのです。

一体なぜ?

研究グループは、シリアンハムスターを冬眠状態と非冬眠状態の2つのグループに分けて、爪の伸びを比較しました。その結果、冬眠中のハムスターの爪は、1日あたり約10マイクロメートルしか伸びていないことが判明しました。一方、非冬眠状態のハムスターの爪は、1日あたり約70マイクロメートル伸びていました。

細胞分裂が止まるのに異常なし

爪の伸びは、根元にある幹細胞が分裂することで起こります。冬眠中は体温が低くなるため、細胞分裂が抑制されると考えられます。しかし、冬眠中のハムスターの爪は、細胞分裂が止まっているにもかかわらず、横縞が入ったり、爪の一部が凹んだりするような異常は見られませんでした。

中途覚醒がカギ?

研究グループはさらに、冬眠中のハムスターの体温を測定しました。すると、数日おきに体温が一時的に上昇することが分かったのです。この現象は「中途覚醒」と呼ばれ、冬眠中の動物が一時的に活動する状態です。

興味深いことに、中途覚醒が起こっている間は、爪の伸びが冬眠前の速度に戻っていることが観察されました。つまり、冬眠中のハムスターの爪は、体温が上昇している間だけ伸びていると考えられます。

冬眠の仕組み解明に繋がる?

冬眠中の爪の伸びが止まるメカニズムはまだ完全には解明されていません。しかし、この研究成果は、冬眠の仕組みや、動物の爪や皮膚の健康維持に関する新たな知見につながることが期待されています。

まとめ

冬眠中のハムスターの爪は、体温の変化によって伸びたり止まったりする不思議な性質を持っています。この研究は、冬眠の仕組みや、動物の爪や皮膚の健康維持に関する新たな発見につながる可能性を秘めています。今後の研究の進展に期待しましょう!

参考文献(URL)

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