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ギンブナ(マブナ)ちょぼ先生の自己流おさかな図鑑 vol.41

オスがいなくても、メスだけで子孫を残すことができる「ギンブナ(マブナ)」のご紹介です。


・標準和名 
 ギンブナ(マブナ)

・漢字
 銀鮒

・学名
 Carassius auratus langsdorfii

・分類(仲間分け)
 コイ目コイ科コイ亜科フナ属

・大きさ
 全長30cm程度の大きさになる。
 40cm級の大型になる個体もいる。

・生息地(レア度)
 日本各地の中・下流域の河川、湖沼に生息。
 流れの緩やかな水路にも生息。
 水質が悪い汚濁した水域でも見られる。
 分布域、生息数とも多いので、レア度は低め。

・ちょぼ's メモ
 ギンブナの大半はメスであり、メスだけで子孫を残している。それは雌性発生と呼ばれる繁殖方法を行っている。メスが排卵をし、そこにオスが精子をかけると、それが刺激となって発生が進行する。
メスの遺伝子のみで発現するためオスのは遺伝しない。
ヘラブナなどの他のフナ属やドジョウなどの他魚種の精子でも刺激となって発生が進むという報告があるが真偽ははっきりしない。
オスの個体数は1%と超激レアレベルである。でもオスの精子がないと子孫が残せないから全くオスが不要というわけではないから存在意義はある。オスの個体数が極端に少ないのにギンブナは結構見かけるおさかななので、やっぱり他魚種の精子でも発育するんではないかと思っている。
 形態は、ずんぐりとした顔立ちと体型が憎めない印象を与える。水槽内を泳ぐ姿をみているとなんか落ち着く。体色は地味だが。
 フナは昔から農村の貴重なタンパク源であったと考えられる。なかなか現在では流通はしないが、様々な調理法でフナ料理が存在する。あんまり食べたことがないのでなんとも言えないが、食味は美味との情報が多い。
鮒寿司に挑戦したいがいつも躊躇して買わないので、今度滋賀県に行ったらぜひ買ってみようと思う。その時は食味レビューを載せたいと思う。

※写真は、web魚図鑑から引用。

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