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カラスは実は超綺麗好き!「カラスの行水」の意外な真実(テキスト版)

みなさん、こんばんわこんにちは!
ちょぼ先生です。
今日は「カラス」についてのお話です。
「カラスの行水」という言葉、聞いたことありますか?
「ろくに体を洗わず、サッと風呂から出てくる人」を指すこの言葉、カラスは適当に水浴びをするイメージがありますよね。
でも、実はカラスはめちゃくちゃ綺麗好きなんです!

カラスの水浴び
出典元:相模原市立博物館より

カラスのネガティブなイメージ

カラスって、黒い色やゴミを漁る姿から、あまり好かれていないですよね。
「ゴミを漁る=汚い」というイメージが強く、くちばしにばい菌がついていて、それをまき散らしているのでは?と思われがち。
でも、それは大きな誤解なんです!

カラスはくちばしの清潔を最優先!

実はカラスは、くちばしを清潔に保つことにものすごくこだわっています。
餌を食べた後、カラスが最初にするのは「くちばし磨き」。
電線や枝に何度もくちばしをこすりつけて、丁寧に磨く様子がよく観察されています。

この習性について、カラス研究の第一人者である松原始さん(東京大学特任教授)が詳しく研究しています。
松原さんによると、カラスは1日に必ず1回、多いときは3回も水浴びをするそうです。
人間が1日に1回お風呂に入るのに対し、カラスはそれ以上に清潔を保っているんです!

なぜカラスは綺麗好きなのか?

カラスが綺麗好きである理由は、いくつか考えられます。

まず、感染症対策。 ゴミを漁るカラスにとって、細菌やウイルスに感染するリスクは常にあります。 だからこそ、くちばしを清潔に保つことで、感染症を予防しているんですね。

次に、羽毛のメンテナンス。 水浴びをすることで、羽毛についた汚れや寄生虫を落とすことができます。 また、濡れた羽は乾くと整えやすくなるので、常に綺麗な状態を保つことができるんです。

でも、何よりも驚きなのは、水浴びの際に「くちばし」を最初に洗うこと!
水溜りに近づくと、まず顔を突っ込んで左右に振り、くちばしと顔を入念に洗います。
気が済むまで何度も繰り返すこともあるそうです。

松原さんによると、これほどまでにくちばしを洗う鳥はカラス以外に見たことがないとのこと。
カラスは、ゴミを漁ることで汚れたくちばしを清潔に保つことを最優先にしていると考えられます。

まとめ:カラスは清潔のプロ!

「カラスの行水」という言葉から連想される「適当で汚い」イメージは、実は真逆。
カラスは他の鳥以上に清潔を保つことを重視し、くちばしを清潔に保つために水浴びを頻繁に行っています。
頭の良いカラスは、自分の健康を守るために清潔を心がけているのかもしれませんね。

いかがでしたか?
カラスの意外な一面を知って、少し見方が変わったでしょうか?
次回もお楽しみに!

それでは、またね!

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