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ちょび
2018年5月1日 09:09
◆ 降り注ぐのは太陽の光で、真夏日のような暑さの中を僕と高部は歩いていた。「どのバスだっけ」 僕が問うと、高部は無言で自分のスマートフォンを差し出した。「じゃあ、あっちの乗り場だね」 僕が右手を指さす。示した方向に、高部が歩く。二十二歳。同い年の女友達と比べて、高部はやたらと無口だった。それでも、僕と高部が付き合うことになったのは、なんというか気まぐれだったのだろう。高部の。