令和最初のマグロ初競り、すしざんまい社長1.9億円で落札!スシローに対抗できるか?
令和最初の初競りにて、マグロが1億9,320万円で落札されました。競り落としたのは、すしざんまいの木村清社長です。
木村社長は、2019年の初競りでも、マグロを競り落としており、『マグロ大王』と言われています。ちなみに2019年は、史上最高額の3億3,360万円だったそうです。
木村社長は「競る相手がいたから負けられない。みなさんにいいマグロを食べていただきたいから頑張った。でも、やっぱり(落札価格は)高いね」と日刊スポーツでコメントしています。
初競りで、木村社長が毎年のようにマグロを競り落とす理由の一つは、「マグロ=すしざんまい」というブランドを維持するためではないでしょうか。
その背景には、回転寿司チェーン最大手のスシローが、東京都心部の山手線沿線に重点的に出店する計画を去年発表したことに関係があると思います。
都心へと本格的に侵攻するに当たって、5月13日から6月12日までの1カ月間、山手線ジャックともいうべき大掛かりな交通広告を出稿しています。
また、2018年10月に築地市場が豊洲市場に移転したことも、すしざんまいにとって、大きな打撃となっているのではないでしょうか。
それに加えて、増税ですからね。外食などの消費が減ると思います。
増税といえば、スシローの免税キャンペーンは、話題になりましたね。システム障害で、消費税が0%になってしまったことに対して、うまく機転を利かせたキャンペーンだと思います。
このような背景があるから、すしざんまいの木村社長は、初競りでどうしてもマグロを競り落とす必要があったのではないでしょうか。
去年競り落としたマグロは一人一貫ですが、通常価格で提供しています。今年も、通常価格で提供するそうです。
漁師さんにお金が入り、お客さんも美味しいものがお得に食べられるという。まさに、みんながWin-Win(ウィンウィン)ではないでしょうか。
今後も、すしざんまいには頑張ってほしいと思いました。ぜひ、すしざんまいで、1億9,320万円のマグロを食べてみて下さい。