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太ももの筋肉と心が共鳴した話

コンプレックスはありますか?

と聞かれた時に、思春期ほどではないけれど、ます第一に挙がってくるのがこの立派な太ももだ。

いつだったか、当時好きだった人に
「ちょうこは太ももさえ痩せたらもうちょっとスタイル良く見えるのにね」
と言われ、しばいたろかコイツと思ったことがあったけど、実際そうなのだ。
日本人女性にありがちな洋梨体型。
今どきの人間は骨格ウェーブと言うそうな。
私はどこから誰に見られても洋梨体型だ。

その要因は、恐らく「都内の陸の孤島」と呼ばれる地元にある。
都内23区ならば交通の便に困らないと信じたいところだが、なんと驚くことに、私の地元は最寄りの駅まで最低でも徒歩で15分以上は余裕でかかる。しかも東京モノレール。背伸びしたいお年頃の時期に遠出できるのは、せいぜい大井競馬場だ。背伸びするベクトルが間違っている。

もちろん最寄りに駅がないということは、カフェや本屋やファストフードなんてハイカラなお店も勿論存在しない。そんな訳で、小さい頃から習い事をするには自転車を15分ほどかっ飛ばし、別のローカル線の各停駅まで通うしかなかった。

前置きが長くなったが、そんな風に幼少期の頃から
雨にも負けず風にも負けず雪にも夏の暑さにも負けぬ心で、毎日往復30〜40分の自転車通学をし続けてきた結果、随分と頼もしい前腿に成長してくれた。

だからだろうか、私の腿は随分と前腿が優位に動く。逆に言えば、内腿は怠惰だ。
大人になってから友人がパーソナルを実施してくれた際、「前腿が常に過労働なので、緩ませるように心がけ、逆に内腿を鍛える筋トレをした方が良い」とアドバイスしてくれた。

以来、立ち方や自転車を漕ぐ際の脚の使い方などは意識するようになり、内腿の教育も意識的に行なっている。その甲斐あってかは分からないが、最近は随分と前腿も張り切り過ぎなくなってきたような気がしている。

体型に対してアンバランスな太ももとの付き合いももう長いが、少しずつ新しい関係性の構築をし始めているのだ。


さて。心はどうだろう。

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