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もしも生まれ変わったとしたら

気がつけば7月もとっくに折り返し、何ならもういくつ寝ると下旬入りしてしまう。私の中ではまだ月初なのに。笑

先月〜今月は特に、今年に入ってから現場に入る割合が多く(何を持って現場と見なすかは別の話だが)、単純計算だが65個以上のトイレを掃除することになる。もし私が将来子どもを産んだのなら、めちゃくちゃ美人になるんだと思う。

そんなこんなで、ルーティン的にほぼ毎日トイレ掃除をしていることもあり、そんな時は軽い瞑想状態になることがある。そしてこの前ふと考えたことがあった。

「もし生まれ変わったなら、私は次どんな人生を送りたいだろう?」と。

そしてその問いに対して、答えは明確だった。

私は、生まれ変わったとしても また同じ私として、生きていきたい。

もちろん、これまでの半生にも、それなりの後悔はある。
小さい時にもっと文豪の小説や古典を読んでおけばよかった、とか
幼少期〜思春期時代のあの黒歴史を抹消したい、とか
前ももが発達しないように自転車は控えめにしておくべきだった、とか。

もしもう一度、私が私として生きていくことが出来たのならば
そうした過去後悔をもっと好転できるように改善しつつ

それでももう一度、私は私の人生を選びたい。

今の家族ともう一度家族になって、
これまでの友人たちともう一度ケンカして、
これまで出会った恩師や仲間たちと、また出会いたい。
そして、今よりももっと幸せにしたい。


これ、結構本心だと思っていて
そしてこの答えを一瞬の迷いもなく選べる今の自分自身に対しても、大分満足しているんだと思う。

私は今の自分の人生と、これまで出会ってくれた全ての人たちのことを愛おしいと思っている。心から。


そんな風に思える私は、大分幸せ者なんだろう。
実際にこの話を姉に話したところ、姉は「絶対自分の人生を繰り返したくない」と言っていた。全く別の人生を歩みたいと(それはそれで寂しい気持ちだが)。

もちろん、全く別の人生を歩めるのならば、それはそれできっと楽しいのだろうから否定はしない。けれど、全ての人が私と同じように、今の自分の人生を肯定できる訳ではないのだと分かった。

し、同じ家庭で生まれ育った姉と私とで、人生観が異なることを目の当たりにした事で、何の要素が今の自分を創りあげてくれたのかと考えた。それはやはり、社会人になってから出会った人たち、そして何よりも「家事代行」というこの職業を通じて出会った人たちから得た経験や感情が大きいのだと思う。


何度考えても、私はこの仕事に幸せにしてもらっていると思うし、だからこそ周りの人たち(仲間たちも、利用者さんたちも、みんな)がもっと細やかなことに幸せを感じられるように、もっともっと生きていきたい。

そんなことを、便器を磨きながら考えていましたとさ。

おしまい。

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ちょうこ みんなの家事代表
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