イケムラレイコを手放さない理由
確か以前にも、これを読んだ直後にnoteを書いたような記憶があるけど、我ながらタイトルは忘れた。
この本と出会ったのは、確かどこかの古本屋にて、表紙に惹かれて買った。
私は読書は好きな方だと思っているので、ひと月の間にもぼちぼち数冊読むのだけど、この本の内容は正直「有益な情報」が書いてあるかといえばそうではない。知らぬ誰か、1人の画家の女の主観に富んだ半生。平たく言うて仕舞えば「だからどうした」でもある。
だけどこの本は、なぜか手放す気にはなれない。
それは何故なのだろうかと考えてみたところ、恐らくこの本は「イケムラレイコ」の一種の芸術なのではないだろうかと思うことで落ち着いた。
本というジャンルだけど、恐らくこれはアート作品。それは表紙や、中身の写真が分かりやすいアート作品集になっている、という意味ではなくて
彼女の生き様と、その生き様の表現の方法を「本」にした、というその事実がこの本を一つの芸術作品にしたのではないか、と思えば私的にスッキリ理解できる。
この本を読んでも、驚くほど著者に惹かれない。
でも、この本を手放す気に離れない。
その時点ですでに私は芸術家:イケムラレイコの虜になってるのかもしれない。
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