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スーパー・サイズ・ミー2:ホーリー・チキン
「スーパーサイズ・ミー」では一ヶ月間マクドナルドを食べ続けた、監督のモーガン・スパーロックが今度は自らファーストフード店を開くというもの。
健康的なファーストフードを提供するというコンセプトのもと、鶏を育て、店を作り、自ら店舗に立つ。
ユーモアをまじえて展開していく。その中でアメリカの鶏肉業界のシステムが明かされる。トーナメント方式と呼ばれる経営で、タイソンという鶏肉会社が、養鶏場と契約している。養鶏場にはタイソンから送られてくる鶏が送られてくる。出荷量などからランキングが決まる。そこには意図的な操作があり、弱い鶏ばかり送られてくるなどされることもあるという。養鶏場は大手企業の奴隷として一生こき使われる現実が明かされる。
スパーロックは「ホーリーチキン」というファストフード店をオープンする。客足は上々のようだが、最後に「ホーリーチキンは戻ってくる」というテロップが流れるので、今はやっていないのかもしれない。
本編中で、レストランの広報を考えるシーンがあり、そこで「物語が必要だ」という話が出てきた。おもしろい。たしかに、ラーメン屋でも、スターバックスでも、「物語」が書かれている。人々はその物語を聞いて、その店に共感したり、食べ物を美味しく感じたりするのだ。
この映画そのものが「物語」なのではないかと、「ホーリーチキン」プロデュースのための広告なのではないかとも思うが、現在店をやっているのかわからないのでなんとも言えない。
真実を伝えるファーストフードというものが、消費者に通用するのだろうか。ぜひ「ホーリーチキン」の経営を通じて証明してもらいたいものだ。
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