遊星からの物体X
SFホラーの古典ですね。
作品名はよく耳にしますが、恥ずかしながら観たことがありませんでした。
食わず嫌いはよくないですね。というわけで、(古い作品ではありますが)新しい出会いを求める気持で観てみました。
有名であるということには、理由がある。
物語としては、アメリカの南極観測隊が謎の生命体に襲われる、という、今となっては珍しくもない話です。さらに言えば、本作も「エイリアン」の後から作られたので、当時から新しくなかった。さらに言えば、「遊星よりの物体X」のリメイク作品という、そういう意味でも新しくなかった。
もう、どこにも新しさなんかないような作品なんですが、それでも面白い。
なにかがおかしい、という雰囲気からはじまり、敵の実体がはっきりしたら、それはそれでなんだかよくわからない生命体だった。しかも、犬や人間に化けてしまう。どこにいるのかわからない。
全編を通じてスリルが持続するんです。近年のブロックバスタームービーとは違う、深みのある作品だと思いました。
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