メンヘラサラブレッド-禁忌項目以外が見当たらない-
私は四人家族でしたが、小学6年生の頃には私以外が精神疾患持ちでした。
私はメンヘラになるべくしてなった訳です!!!
家族全員が精神疾患持ちな方って、今だと珍しくないのかな?
当時は全く居なかったので、気持ちを共有する事も励まし合う事も出来ず、
更にカルト宗教に狂う母親の教育方針でクラスメイトとの交流は皆無でした。
ちなみに、カルト宗教は
エホバの証人(JW)
です。
輸血の拒否や神社などの参拝をしない、お葬式にも参列しない宗教です。
さらに我が家のルールは独特でした。
1.ゲーム禁止
2.漫画禁止
3.アニメ禁止
4.学校の友達と遊ぶこと禁止
5.親がいない時のテレビ禁止
6.学校行事や授業中の競争心を煽るもの禁止
7.誕生日やクリスマスなどの祝い事禁止
8.親に口答えすること禁止
9.信仰している宗教を隠すこと禁止
パッと思い出せるだけでもこれだけあります。
まあ、娯楽関係は全て禁止です。
聖書内ではサタンと呼ばれる悪魔が俗世間には蔓延っているので、それらに関与すること全てが悪と見なされています。
ちなみに、インターネット黎明期はネットも禁止でしたが、今やJWの公式Webサイトまであります。
私は生まれた時から2世として育てられ、
自分自身の行動や思想は全てJW
の教えに基づいて形成されてきました。
同年代の2世の中で使われる
"鞭世代"
というキーワードがあります。
これは、文字通り子供の躾のために
鞭を振るって体罰を与えるというものです。
聖書のなかで「懲らしめの鞭」を使って
正しい道へと導くように、と記されており、
JWの本部がそのまま訳した結果、
親に反発する
↓
サタンに唆されている
↓
正しい道へ導くべき
↓
鞭を使って矯正する必要がある
となっていました。
それこそ幼稚園児ごろから
親のさじ加減で鞭を振るわれます。
丈の定規、ガスホースを短くしたもの等
家庭により鞭の形は違えど、
週3回1~2時間ほどかけて開かれる集会に参加し
途中で居眠りしたり、落書きしたりしようものなら
親の脇に抱えられて別室へ連れて行かれます。
子供は鞭を振るわれることを学習して
連れ出されると条件反射で泣きますが、
大人の大きな手で口を抑えられます。
幼稚園児ほどの幼い子の口を大人が塞ぐと
もれなく鼻まで押さえつけられ、
呼吸が出来なくなりもがくと
更に強い力で呼吸器を押さえつけられます。
そして、親は容赦なく泣きわめく我が子に
鞭という名の虐待をします。
アザになろうと皮膚が裂けようと
親が許すまで終わる事はありません。
鞭を振るわれるのは集会場だけではありません。
もちろん、家にいても
いつ何時に鞭を言い渡されるか分かりません。
そして、宗教自体が当時は
物理的に鞭を振るうことを容認しており、
仲間内でも、厳しく子供に鞭を振るう人
=信仰心の厚い人
という方程式があったように思います。
その中で、一番理不尽なことは
善悪の判断を親が自分でしない事です。
聖書に書いてあるから、と
理解出来るまで善悪について説明もされず、
親の機嫌を損ねただけで鞭を振るわれます。
その結果、常に親の顔色を伺う子供の出来上がりです。
水面下では日常的に身体的虐待をされ、
信仰心が見えないと存在否定をされ、
自由を奪われて子供としての必要な
養育を放棄されて育つ訳です。
そりゃ、メンヘラになるな
って言う方が難しいですよね。
育児よりも宗教への信仰心が優先、
我が子の成長よりも自身の宗教内での評価が重要、
聖書の教えという大義名分を得た虐待は
親の気分次第で全て行われるのです。
こうして私は、自己肯定感の低いまま
人生を送ることになりました。
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