夢を見る人/ Original Love【ピアノ弾き語り】covered byクレア

オリジナルラブの名曲「夢を見る人」に挑戦中です。


私自身にとってある意味究極の、自分に許す行為のような気がします。
何が?
…歌うこと。私の技量で歌い、演奏すること。

人前で音楽をやる、と心に決めているのに「これでは人には聴かせられない」と一歩も進まなければ何も動かない。

歌をうたうことは、元々私にとってはハードルの高いことでした。

それは二つの理由からです。
ひとつは、喉がガラガラで発声することが難しかったり、恥ずかしかったりしたこと。

もうひとつは、いいなと思った歌、好きな歌を聴いたり歌うことを、姉に禁じられたこと。
この事は説明するのも難しいし、家族について思うことは公表したくない気持ちもあるのですが…

好きなものを味わってはいけない。聴きたいものを聴いてはいけない。歌ってはいけない。

そんな馬鹿なことがあるか、という話なんですが。
小さい頃に設定された禁止事項を無力化するのは、実際にはなかなか、手強いことだなと、このことを通して痛感するところです。


とにかく、人前で歌うことをしたいのだから、する。

それを阻む様々な心理が自分の中にあるけれど、「あるな…」と思いながら、歌うことを選択する。
そのために都度、障害物は退かせて…

現状は正直、そんなところです。

「こうでなければならない」
「私の認める高いレベルでなければ出してはいけない、存在してはいけない」
そんなことも、小さな頃に母の見せた反応から逐一感じとって引っ込み思案になってしまったこともあわせて。
…理由が三つになりましたね。

ぜんぶふり払いながら、一歩ずつ進みます。

いいなと思ったら応援しよう!