2023年10月5日の朝日新聞より

「井伏鱒二 太宰への献身」(野波健祐)

先月末に開幕した大規模な回顧展では、弟子の太宰治との関係性が伝わる書簡が初公開されている。〉
 朝日新聞も同日に井伏鱒二の記事。こちらは太宰治との関係に詳しく触れている。神奈川近代文学館での回顧展の内容も詳細に伝えている。
〈今回の展示の編集委員を務めた作家の絲山秋子さんは(…)幼少期に井伏の訳した「ドリトル先生」シリーズに親しみ(…)〉
 ドリトル先生!そう言えば私が読んでた頃、回りの大人たちが、「井伏鱒二やん?」と不思議がってた。ガブガブ、ダブダブ、オシツオサレツなどネーミングのセンスあったな。

『ドリトル先生アフリカゆき』

 本棚に全12巻揃ってる。今ぱらぱら見てみると、訳者には井伏鱒二の名前しか出ていないが、下訳は石井桃子。最初の「アフリカ行き」は昭和16年(1941)刊だということ。次の「航海記」も戦前に刊行されていたらしい。今さら色々びっくりした。

2023.10.6. Twitterより編集再掲