クロス・ロード(二)
高校生の僕は、ただただがむしゃらだった。目的に対して、方法を常に試行錯誤していた。目標が達成されれば、それが正解であると思っていた。でも、それは「誰の声を聞くでもない」。猪突猛進な自分が存在していた。
仲間は、次第に遠ざかっていた。ましてや、本来の自分の目的すら、進めば進むほど、正解であったのかは分からなくなってくる。むしろ正解などはないのだと。さて、「自分とは何者なのだろう?」そんなアイデンティティーの難題に自問自答する結果に至っていくのであった。
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連載小説「クロス・ロード」
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様々な人々が行き交う、「クロス・ロード(交差点)」 そこに生まれる多くのストーリ。そして、歌の数々。 ミュージシャンKENCHANが、物語…
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