クロス・ロード(六)~心温まるメロディー~
子供の時。楽器屋で見つけたアコースティックギター。母に買ってもらったアコースティックギター。キリスト教会に鳴り響くピアノの音会衆の。会衆の歌声。僕も口ずさむ賛美歌のハーモニー。
形あるものは、いつも簡単に変わってしまう。 「心」あるものは、いつの時代も。どんな時も。 僕の胸に残り続けている。メロディーとリズムとハーモニーと。すべてが重なり合ったとき。それは、「アンサンブル」として。新しい音楽の形を、僕に創造させる。
一人の人間がいて。もう一人の人間もいる。そこに、もう一人の人間が加わる。三人いれば、かなり大きなアンサンブルが可能だ。自分と向き合って、ギターが鳴る。
心が、魂が、「歌を歌うよー!」って叫びだす。そして、仲間と楽器を合わせ、声を合わせあう。そのアンサンブルの中に、一つの思いが繋がる。
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連載小説「クロス・ロード」
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様々な人々が行き交う、「クロス・ロード(交差点)」 そこに生まれる多くのストーリ。そして、歌の数々。 ミュージシャンKENCHANが、物語…
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