「隠れ貧血」の治療を推す！

2年前、職場の検診で貧血を指摘された。

ヘモグロビン10。
なに、こんなの貧血のうちに入らないわ。
胃カメラもやって、きれいだったし
女性としては健康人の範疇。
無視、無視！

と、医者らしい不養生さでスルーしたが、
その夏は体調が優れなかった。
元々よくある立ちくらみに加え、
気が遠くなるような動悸（PSVT？）が何度も起き、
職場で倒れて輸液を受けるわ、
今にも死んでしまいそうな予感に襲われて
早朝に子ども2人連れて救急に駆け込むわ、
これっていわゆるパニック発作？
精神科疾患に縁のなさそうな私が…
（それで調べたんだけど、PSVTとパニックってかなり重なってるらしいよ！）

PMSの気分の波もひどいし
寝ても寝ても疲れが取れず、
夫に「なんで毎日そんなに寝てるのに疲れた疲れたばっかり言うんだよ？何なの？運動不足じゃない？」と言われ、
そうなのかな？と、軽いランニングを始めてみたが、あまり改善は感じられなかった。

その後、
『うつ・パニックは「鉄」不足が原因だった』という本を知った。
https://www.amazon.co.jp/うつ・パニックは「鉄」不足が原因だった-光文社新書-藤川-徳美/dp/4334039987/ref=nodl_

・筆者は精神科医で、鬱病やパニック症候群の患者の体内鉄（フェリチン）が非常に低いことに気づいた
・鉄補充したら、患者の症状が異様に治る。なんなら向精神薬が要らなくなる
・現代日本女性はほとんど全員鉄不足。特に産後の人は非常に危険。産後うつの原因もこれじゃないの？
・とにかく鉄！そしてタンパク！医者は鉄過剰を心配するけど、毎月失っててそう簡単に過剰にならないからね！
・騙されたと思って鉄、鉄、鉄を摂れー！！！！
という本。

書いてある症状が自分に当てはまりすぎるので、
市販の鉄剤を飲むことにした。
PSVTとパニックが重なっていて、
パニックと鉄欠乏が重なっているなら、
鉄欠乏でPSVTが起こると考えても、外れてないのでは？

ついでに、循環器内科医でもある夫が
「PSVTで死ぬ人はいない」と教えてくれたので、
気が遠くなりそうなときも
「死なない、死なない」と念じながら深呼吸することで、パニックを回避することができるようになってきた。
知識ってすごい。

そして、翌年。
検診でヘモグロビン値は9台になっていた。
えー。下がってる。

職場の健康管理部から
「精密検査に行きなさい」「行きましたか」
「院内で受けてもいいよ」「結果を提出せよ」と
電話で、メールで、院内郵便で、しつこく催促がきた。
なんというご親切サービス！

まあね、なんか血液疾患とか、変な貧血だったらイヤだし…
と、しぶしぶ受診し、
フェリチンを測ってみたら、「4以下」。
血清鉄も基準値の半分しかなかった。

フェリチンは、その内部に鉄を貯蔵できるタンパクで、多くは肝臓などの臓器に存在しています。
血液中の鉄分量が不足すると、貯蔵してあった鉄（貯蔵鉄）を吐き出し、血液中の鉄分の量を維持します。

体内で鉄分が不足すると、
「フェリチンの減少」→「血液中の鉄分の減少」→「ヘモグロビンの減少」
というように、まず貯蔵鉄であるフェリチンから順番に消費されていくのです。

つまり、このフェリチンの値が低いと、貯蔵鉄が枯渇して少しずつ貧血が進行している“隠れ貧血”状態だと分かります。お金で例えれば、銀行口座にほとんど預金残高がないので、少し支出が増えるとすぐ赤字になってしまうような状況です。

フェリチンの正常値には諸説ありますが、基準値は25～250ng/mlとされています。

https://women.benesse.ne.jp/healthcare/sp/static/calendar/calendar32_01.html

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わたし、口座残高がほぼゼロ。
財布のお金すら減ってきている…。

診てくれた先生に
市販の鉄剤飲んでたんですけど、と伝えると、鼻で笑われた。笑

まあ、これで鉄欠乏確定。
変な貧血（シロウト表現）じゃなくてよかった！
出血源精査はしていないけど、
けど、、、どうせ過多月経でしょう？
（婦人科受診をしました。その話はまた別に書きたいと思います）

「ちゃんとした鉄剤」を処方してもらったので
せっせと飲んでいます。
激しい副作用（消化器症状）に参りながら…。胃腸炎かと思ったわ。

同じようにフラフラで地味に苦しんでる方、いませんか？
隠れ貧血（隠れてない？）の可能性はありませんか。
市販薬では治らないらしいですよ。
病院行ってみてくださいね！