JAZZにおけるFreeの哲学を体感
2/21@music cafe SOENで
かみむら𣳾一、大前チズル、萬康隆トリオ
無事に終演しました
かみむら𣳾一さんとの演奏は一旦ファイナル、
私にとっては
オーネット・コールマンの音楽哲学に触れて
新たにレイヤーが加わった機会をもたらして
くれたアンバサダーが任期を終えてお江戸に戻られる、って感じ
これまで生きてきた中でも上位にランクインする重要な出会い!と感謝しています
萬(よろず)さんと演奏するのもこれで3度目で
何故もっと昔から知り合って無かったのかな?
と不思議に思えるんですが
音楽人生の、JAZZというニッチな分野で別のレールに乗って走ってて、最近偶然同じ電車に乗ったようなw
その景色の推進力が気持ち良くてドラム無くても、むしろ無い方が想像力が拡がる
ハーモロディクスという理論の
何を演っても自由という演奏を実践して
暗闇に光が灯った感。
その代わり刹那な時空を
自分の意思で進んでゆく、ブレないスキルと揺るぎない高い音楽性と意識がないと美しくならない、という苦悩サバイバル
昔買ったオーネット・コールマンとジェリ・アレンの演ってるCDを聴いて
美術館で崇高な作品を鑑賞してるようなイメージだったのですが
そんな境地の入り口くらいには立てたかなと思えました
なんか当日のお客様も格調高く
美術家や能楽家やニッチで濃い方々が集ってくださり
啓かれた意識のリスナーさんで
とても居心地よかったのでした
そして何より
今を自由に演奏出来るこの環境、が
当たり前ではなく
他の土地で起こっている紛争や天災、悲しい現実を覚えて自分には何が出来るかを考え続けようと思えた夜。
それこそがオーネットや坂本龍一氏の遺した
意思だと、そして私もまた次世代へバトンを渡してゆくのだと。
AIが生成する作品がまかり通る世界に
生身の人間はフィジカルにどう振舞うのか?
人智を越えた地平線の向こう側と
通信する能力を備えることとか?
滲みやバグやモアレを芸術に高めてゆくこととか?
苦悩しながら前進して行くのみ
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