見出し画像

大阿闍梨と独眼竜に会いに仙台へ

日本六十三所巡り_宮城県 「克」 4/63

今回の六十三所巡りは、慈眼寺での護摩修法に参加したくて行ってまいりました。

4月から決めてたんですよね。仏師の野田さんから大阿闍梨の塩沼亮潤さんのお話を伺ってからもう興味深々。

この護摩修法というのは、毎月第3日曜日に行われるもので、昔は早朝から直接並んで参加できるものだったらしいのですが、最近では開催する月の1日にネット予約ができるようになっています。

遠方から行くときは助かりますよね。とはいえ先着予約なので私も1日にスタンバイして予約開始と同時に申し込みをしたのでなんとかゲットできたので、そこからあれこれ飛行機やホテルなどを手配しました。

万が一予約できなかったとしても、YouTubeライブ配信もあります。
また、当日も本堂に大型モニターがあるのでそこで参加することもできるらしいのですが、やはりあの空間の迫力は生で体感したい!!という思いがつよかったので、今回予約ができてよかったです。

慈眼寺インスタより

当日は整理券が配られるのですが、おそらくこちらは予約した際の先着順のようです。私は「138」番目。 座席は140番までだったので、ほんと”ギリ”でした笑。

真横を大阿闍梨が通られる入口付近でよかった

今回は(いつもかどうかはわかりませんが)当日申し込みの場合、モニターではなく護摩堂の外で立ち見というカタチで参加が出来たようです。外にも20~30名くらいの方がいつの間にかいらっしゃいました。

始まってからは、読経太鼓と時折あがる炎と熱とで、ずっと目を閉じて心穏やかに聞いていたのですが、もうなんとも言えない異空間にいるような。

坐って聞いているのに意識がどこかに飛んでいってるような。(え?私今、寝てたの?)という感じ。ふと、、また戻ってくるような。アレもし本当に寝てたなら自分でもびっくりです。

太鼓がすごいお腹に響く。そして読経がとても心地よい。暑いかと思いきや時折涼し気な優しい風が漂う。護摩行を拝見したのははじめての体験だったので、こんなにも清々しいきもちになるのかと驚きでいっぱいの1時間でした。

慈眼寺

最高に晴れたお天気で気持ちよいお参り。
亮潤さんもおっしゃってましたが、この慈眼寺、ものすごく美しいのです。

お庭も美しいし、社務所の方もとても丁寧。いろんな参拝にいくけれど、それぞれの良さがありますが、美しいところは何度でも訪れたいと思えますよね。

そして、この慈眼寺の近くには秋保神社があります。ここは勝負の神と言われていますが、この神社が有名になったのは羽生結弦選手やアスリートがたくさん参拝しているからだそう。

駅前でお出迎えされます笑

秋保神社

ものすごい数ののぼりが立ち並んでいます

朝イチで行ったのですが、すでに駐車場もいっぱい。そして少年野球の団体がご祈祷を受けてました。すごいパワーをもった勝負の神様にお会い出来てなんだかパワフルになってます。

独眼竜政宗

私は大河ドラマの中で不動の一位なのが当時28歳だった渡辺謙さん演じた「独眼竜正宗」。1987年放送って私は当時たしか小学生だったはず。でもいまだに覚えているってすごいよね。

仙台城跡にのぼる前に胸像とご挨拶

そして、ここからがまあこんな感じ。ひたすら坂が続きます。

登った先で、ふと振り返ると
素敵な城下町!!

そして、坂をひたすら登りきった先にやっとお会いすることが出来ました。

そう!これが見たかったのです!!!
やっぱりこのアングルが一番かっこいいですね。
広場では楽しいイベントやってました笑
城内にはいたるところがかっこいい。

そして、知らなかったのですが明治維新以後の戦死・戦没者の御霊約56,000余柱を祀っている護国神社も仙台城跡本丸跡に鎮座しておりました。

宮城県 護国神社
帰りのバス停付近に入口があります

帰り道もまたあの坂を下っていくのかとおもっておりましたら、ちょうどこんな素敵なシティループバスが通っております。

すぐに満員状態の大人気バス

このるーぷる仙台バスは主要なところを巡回するので、仙台駅まで行こうと思うとかなり時間がかかります。運転手さんが、途中「地下鉄」での移動をすすめたり、山道を走るので”カーブ注意”のアナウンスなど至れり尽くせりの観光仕様バスでした。

途中下車して国宝の大崎八幡宮を参拝。

マンションの真隣りに立派な鳥居

この鳥居の目の前にバス停があるので非常にわかりやすい。

階段を上ったさきにある
長い参道をすすむと
ちょうど茅の輪くぐりのタイミングでした

茅の輪くぐりのくぐり方ってちゃんと知らなかったので、夏越の祓いを受けてまいりました。

慶長12(1607)年、伊達政宗によって創建され、権現造の典型で、本殿・石の間・拝殿が一体となっていて、桃山時代の建築傑作の国宝です。
(と、先ほどのループバスのアナウンスで英語でも紹介されてました)

豪華で立派な本殿です。

海外からの観光客も多く、めずらしく(普段あまり声をかけられることがないので)4~5人に写真撮って!とお願いされました。
英語だと「1,2,3!」 韓国語だと「하나 , 둘 , 셋!」中国語だと英語ではなしかけられたので、そのまま英語で。

写真撮るときの万国共通の声かけって何なんでしょうね??観光地に行くならば写真を撮ることもお願いすることもあるから、最低限の言葉を知っておきたいなと感じました。


おまけ

バスで仙台駅に向かい本日のお宿秋保温泉へ移動。電車とバスを乗り継いで2時間弱くらいかかります。バスもそんなに本数があるわけではないので、時間調整がとても大事。

駅でトイレ行ってたら、バスを逃してしまってバス停の前にあったドトールで1時間くらい涼んで待ちましたw

1時間弱バスに揺られて秋保温泉街につき、ちょっと手前で降りてとりあえず有名どころを見ておこうと思って、立ち寄ったのがこちら。

え、桂由美??
え、恋人の聖地??
ナニコレと思いながらも誰もいなかったので、とりあえず見に行ってみます。

バス停は「覗き橋」
渓流の涼し気な音が清々しい
確かに「ハート」ですね!!

秋保温泉は日本三御湯の温泉で有名どころ。仙台の奥座敷なので景観を楽しみ、温泉を楽しむ絶好のエリア。「一緒に覗橋のハートを見ると幸せになれる」という噂があるらしいです。自然に出来たハート型のくぼみを見つけるとなんかドキドキしますね。

奥羽山脈からの名取川の清流が本当に清々しくて、、、。
仙台。行ってよかったです。
今回は1泊2日で旅程を詰め込みすぎたのと、移動に車を使用すればもう少し効率よく回れるかなと感じました。

ペーパードライバーにとっては、知らない土地を走るのはものすごく抵抗あるけれど、次は”秋保大滝”にもいってみたいし、あちこち回りたいから、やっぱり車の運転、頑張ろうかな。

運転というより知らない場所を走る恐怖心からの解脱がもっぱら課題。

それにしても、私の旅は毎回快晴で、ご加護を受けているなぁとありがたいことですよね。さて、次はどこにいこうかな。楽しみです!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?