シドニー旅 番外編 何者でもない自分のプロモ撮影は、”らしさ”発見の賜物
今回のシドニー旅の目的のひとつ。それが、プロモーション撮影でした。
きっかけは、
最初は写真撮影の予定。それもプロのカメラマンさんに依頼しようと思ってました。クリスタルボウル演奏用の宣材写真が撮れたらいいなくらいの意気込みで。
が、そこからあれよあれよとYouTubeチャンネルのオープニング動画を作ってもらおうかしらということに変化していき、現地で活躍されてる動画クリエーターの方を紹介してもらって。
11月にインスタからDMを送って、メッセージで数回やり取りをさせてもらって、12月にZoomで打ち合わせだったのですが、この打ち合わせが本当に楽しかったのです。その一連を少しまとめてみました。
打ち合わせ前にやったこと
あたりまえのことですが、目的を自分の中で確認して決める です。
決める!とかいいつつ、かなりざっくりな方向性でしたね。(遠い目)
でも、これがよかったのかも。あまり自分の中でガッチガチに決めてしまってたら、それ優性になってしまうし、なんとなく、打ち合わせしながら決めていけたらいいかな、くらいのゆるっと感だったので、たぶん話が盛り上がったんだと思います
打ち合わせ中
オンラインでミーティングというのは、時差もあまりない国とだと(AUSは+2時間)便利ですよね。多分、本来は1時間くらいの打ち合わせの予定が、気づけば2時間越ww
もう、ここって感性、感覚、相性です。
インスタで彼女の作品を見てはいましたがその人となりはそこまでわからない。だから、いかに早い段階でお互いの合う部分を探せるか!!だと思うのです。
限られた時間で相手に私のことを知ってもらうには、ポイントをそれなりに伝えなくては伝わらないし、でもそこで自分を飾っても仕方ないし。とはいえ、自分をいきなり画面の向こうの方にどこまでさらけ出すのか、、、
とか、今までの私だったらいろいろ考えてたと思うんです。鎧ガッチガチな人なのは自分が一番よくわかっているので。
でも、今回は本当にMAIKOさんに会えたのはluckyでした。初対面でいきなりあんなにもポンポン喋ってる自分。。。不可思議すぎて、今思い出しても「私どうしちゃったんだろう」って感じ。
ただ、
って自分でもツッコミたくなること多しでスタートしてる今回の企画なので、もうどこかこれまでの私ではなくなっていたことは確か。そのうえで、「バイブスが合った」人と出会えたということだと思います。
同じ感覚を持っている方だったので、それはもう話がスムーズにすすむすすむ。何度も言いますが、初対面です。しかもオンライン。
ここでポイント!!
話していくうちに頭の中が整理されて、目的が明確になってくる。というのはこういうことなのか。。を実感した時間でした。
もちろん、こんな場所でこんなシーンを撮ってもらいたい。という希望もありますが、そもそも「なぜ撮影するのか?」「なぜわざわざクリスタルボウルをシドニーまでもっていくのか?」という目的を紐解く必要があって、
それが自然と話していくと見えてくる。本来の目的ではない、ゴールが見えてきたといいますか。
そうなんです。
最初、『クリスタルボウルを演奏するワタシ』にフォーカスしてました。
しかし、いつの間にか『ワタシ』をフォーカスした上でその表現の一つがあくまでも「クリスタルボウル」になっていったのです。
つまり、会社員の私、演奏者の私、「〇〇な私」に光を当てたいのではなく、どんな自分が切り取られるのか、どんな自分が映しだされるのか?
「ワタシ」自身を見てみたい に変わっていったという感じでしょうか。
だから、想いを話すって大事。
ざっくりとした感覚でもいい。「こんなことしてみたいんだよね」を話すだけで、相手が『面白い』と感じてくれる。そして、一緒に楽しんでくれる。
その時間を共有できるだけで”幸せ”が生まれるのです。
そこをMAIKOさんがちゃちゃとこんがらがっていたものを上手にひも解いてくれたというか、そんな感じ。
「ワタシ」自身を見てみたい、知らないワタシがいるかもしれない、鎧を被ってないワタシが戻ってくるかもしれない。そんな期待をしてました。
変容したいモード、変容してるモード、実は何も変わってないモード、変わってこれているかもって勘違いしてるモード。いろんな自分が右往左往している時期でしたから、もう今回の『撮影』に期待大ですよね。
でも、そんな期待は、当日完全に裏切られたのです。
わざわざ海外いって、ただの一般人が、重たいクリスタルボウルを担いで、結構な費用をかけて自分のPVを撮る!なんて事を考えて実行している時点で、今までの私じゃなかったってこと。
海外いったら羽目を外しがちと言いますが、周りの目も気にならない、なんだったら、せっかく来たんだし思いっきり楽しんじゃおう的な気持ちの高ぶりしかないわけで。
さらに、オンラインで初対面だったのに、現地で「はじめまして」してもなんだかすっかり昔からの知り合いのような関係性がその時点で出来てる安心感がもう半端ないわけで。
もう、ずーっとしゃべってました。人見知りだったはずの私はいずこへ、、、そして気づく。私の人見知りは、一対一なら大丈夫だった。団体の中に放り込まれると鉄壁な鎧を装着する確率が高い。それを勝手に人見知りとしていただけのよう。。。
そして、自分にとって安心できる人なのか、そうじゃないのか、瞬時に感じる。これ嗅覚っていうのかな?察知する感覚は長けていると思う。単に「好き・苦手」じゃなくて、防衛反応というか。。。自分を出せるという「安心感」が私にとってはとてもとてもとても大切なことなんだと改めて思いました。
ここがさらにポイント!
もちろん相手も気を配ってくださっていることもあると思うのですが、いかにすんなりと同じ空間をまったりと過ごせるようになるのかは、もう、これ本当にラッキーでしかないと思うんです。
さらに、自分が思っている以上に、どう魅力的にみせられるかを考えてくれていたので、相手をただ信じて自分はそのままでいるだけ。あとは編集にお任せということで。
私が想像していたサンセットシルエットカットは、スコールのため最終的には断念したのですが、その前にしっかりと幻想的な場所で、私が思いもよらなかった感じで撮影できていたので、サンセットはすぐ諦めがつきました。
だって、もう私はすっかり満たされてたから。
どんどん追求すればするほどに撮れ高は上がりますが、たくさんとればいいってもんでもないと思うし。当初のカット数よりも多くいろいろと撮影してもらってたので、私はもう満足。
編集の出来上がりはもちろん大事ではありますが、海外でこのような楽しすぎる経験ができたことが何よりも大切だと感じました。
っていうことでいいんだよね!
ってまとまりました。
だって、素敵な顔をたくさんもっていたんだもの。(自画自賛)
普段、ずっと自分って見えてるわけじゃないから、どんな顔して喋ってて、どんな顔して笑ってて、、、が見えてない、から知らないだけ。
でも、周りの人は知ってるわけで、知らなかったのは自分だけ。
プロモ撮影ってそういう意味では、客観的に自分を見ることができる宝物のような気がします。
飾らない等身大の自分
っていうのを見てみたいなって思う人には、プロモ撮影はおすすめです!!!!!ポートレートもたぶん同じような効果はあると思いますが、動いている自分だとより「らしさ」を発見できるのではないかと。
知らないうちに作ってる
知らないうちに被ってる
だって、そうやって生きてきたから
それがデフォルトだと思ってたから
だけど、違った。
そんなことしなくても
私は”ワタシ”でいられることに気づいた
というか、思い出した。
半世紀もうこうやって鎧被って生きてきたわけだから、どれが本当の自分なのかわからなくなったり、今の自分は何モードだった?って考えるのも面倒くさくなっていたり
そう。デフォルトだったから今までは気づかなかったけど、いろんな自分を演じるのがめんどくさいくなってきたという感じ。
別に被んなくったって、虚勢張らなくたって、楽しく生きていけるのよ。ってことを思い出したから、もうそれでいいんやん。って話。
それもこれも。
今回わたしの個人的なプロモ企画に全面協力してくれたMAIKOさんがいたから。本当に出会えたことに感謝です。
そして、最初に話を繋いでくれた友達にも超絶感謝。
出来上がりが楽しみなんだけど、その前にこの溢れる気持ちを置いておきたくて書きました。
読んでくださりありがとうございました。
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