オンライン授業でぜひ伝えたいこと
「供食」とは「一緒に食事をすること」。
人間だけの特性と言われています。
動物が水飲み場などで集まって水を飲んでいる姿も連想されますが、
あれはただ一緒にいるだけだそうです。
私が教える「居住学」では
「食事」はパブリックゾーンで行うもの。
コミュニケーションや団らんを伴う生活行為という分類です。
「生活」を考えるとき「人間らしさ」は大切なキーワードです。
そして今、脅かされいることがこの「人間らしさ」なのです。
それでは「個食」は悪いことでしょうか?
「個」は「孤独」をイメージしてしまいますが「個性」でもあります。
こんな騒ぎのなかった少し前、「トイレでのひとりめし」は話題になったことがあります。
「お昼を一緒に食べる人がいない」とか「一緒に食べたくないけどそれを誤解されたくない」人がトイレで一人で食事をする…そんな話だったと思います。
私たちはいつのまにか「画一的」であることに安心し、多様な選択肢を尊重せず、時として排除までしてきました。
建築で伝えたいことは選択肢のひとつでしかありません。
「共感」を得ることは大切ですが「正解」というわけではないです。
「試されている」と感じます。
でも答えは意外と簡単なこと。
でもなぜそれができないのでしょう??
私たちは幸せの求め方を間違えてきたのかもしれません。
私が教える「居住学」が先週で一段落しました。
一般論を伝え終わったところです。
さて、この話をどうやって伝えるのか?
伝える必要はあるのか??
考えてみたいと思います。
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