【番外編】炭素会計アドバイザー3級合格者の対策法
こんにちは、知財コーディネート広場です。
以前に記事にも記した通り、今期からESG経営について
弊社では様々な取り組みを行っております。
ESGのE=環境において、重要な課題が「地球温暖化」。
地球温暖化は地球の気温上昇や気候変動を指し、
二酸化炭素などの温室効果ガスが主な原因です。
地球温暖化の対策をしないと
・気候の極端化による経済的負担の増加
・海面上昇による環境難民の増加
・生態系の破壊による人類に必要な食料供給や医薬品資源の減少
・猛暑による健康被害の増加
など、地球の存続に関わる様々な問題が起こる可能性が
極めて高くなるでしょう。
解決のキーワードとなるのが「脱炭素」です。
脱炭素とは、地球温暖化を引き起こす二酸化炭素(CO₂)やその他の温室効果ガスの排出を大幅に減らし、最終的には実質的な排出量をゼロにすることを目指す取り組みのこと。
脱炭素が進むと、温暖化の進行が緩和され、異常気象や自然災害、生態系の変化などへのリスクが軽減されます。また、エネルギーの安定供給や新しい産業の育成にもつながり、経済や社会の持続可能性も高まると期待されています。
脱炭素は地球温暖化対策の中核であり、CO₂排出を削減することこそが持続可能な未来の基盤と言っても過言ではありません。
しかし、脱炭素と言われてもよく分からないのが正直です。
そんななか、「炭素会計アドバイザー」の存在を知りました。
当社としても関連性の高い資格であったというのもあり
従業員にチャレンジしてもらったところ見事に合格!
今回はその従業員が行った対策についてまとめました。
対策方法には個人差があるのと、2024年2月時点での情報となるため
最新版と情報のズレが生じる可能性もあります。
そのため、あくまで参考程度で
少しでも対策の一助になれば幸いです。
対策1:ざっとでテキストを読む
従業員は2月に受験したのですが、対策するための教材が売られておらず
協会からデータで支給されるテキストと動画のみだったとのことです。
詳細は書けませんが、
テキストは150~200ページの間くらいで、
テキスト内に確認テスト的な問題も含まれています。
テキストを読んで確認テストを行うのが基本的な流れとなるようですが、
従業員はまずは流し読み程度でざっと全体を読んだと言っていました。
何となくの全体像やボリュームが分かるうえで有効だからです。
この段階では確認テストもしなかったとか。
ちなみに重要箇所にはマーカー線を引いたりメモ書きがしたいといった理由で、
PDFは紙で出力したとも話していました。
対策2:しっかりテキストを読む
ざっと読んだ後に、改めてでここからはテキストをじっくりと読んだようです。
読み方としては、テキスト内には重要と思われるキーワードには
太文字など強調されているようなので、そういったところはもちろんのこと
確認テストで触れられている箇所も重点的に読んだそうです。
テキストの詳細には触れられませんが、
たびたび聞きなれないワードも出てくるため、完全に覚えることは
難しかったようですが、それにより効率的に理解を深めることができたと言います。
対策3:確認テストは完全に理解する
テキストをしっかり読みつつ、
途中テキスト内にある確認テストを行ったのですが
この確認テスト、かなり難易度が低めで、
テキスト読まなくてもできるような問題もあったみたいです。
従業員曰く、これはおそらく過去の合格率から
一番最初の時の問題の難易度だから
テキスト内の問題が出きたからって安心しない方がいいとのこと。
確かに協会が発表している過去の合格率を見ると
第1回のみの合格率が異常に高く、第2回以降はかなり下がっているのが分かります。
(それでも70%以上ですので高いのですが)
第1回…受験者2,021人 合格者1,920人 合格率95.0%
第2回…受験者2,874人 合格者2,207人 合格率76.8%
第3回…受験者2,695人 合格者2,041人 合格率75.7%
第4回…受験者3,128人 合格者2,403人 合格率76.8%
第5回…受験者2,086人 合格者1,624人 合格率77.9%
第6回…受験者3,777人 合格者2,906人 合格率76.9%
そのため、確認テストの問題は出きて当たり前の状態とし
そのうえで、選択肢を含めた内容の把握に努めるとより良いのでは
ないかとのことでした。
対策4:動画はスキマ時間で見る
テキストとは別で支給された動画は、
スマートフォンからも視聴が出きたため
移動や通勤時間を使って視聴したようです。
テキストをじっくり読むことで
より動画の理解が深まったと言っていました。
動画自体は2本あり、合計で3時間もなかったため、
合間で少し勉強したいけど、テキストを広げるのは
難しいなというときに重宝したようです。
その他:
テキスト内の確認テストとは別で、全5問満点で正解しないと受験資格が得られない模擬テストというものがあるとのこと。
受かるまで何度も受けられるため、気持ち的には余裕があるのですが、
従業員曰く、毎回問題が微妙に変わるため、ちょっと面倒だったようです。
また、本番の試験問題自体もやはりテキストの過去問とは
比にならないくらい、難易度はあがっていたとのこと。
前述の通り
テキスト内の問題が出きたからって安心しない方がいいです。
あとは、テキスト同様に、
本番の問題も1問1問を丁寧に答えずに
分からないところは飛ばして、一通りやることも大切です。
従業員曰く、序盤の問題がやたら難しく感じ
後半に進むにつれて比較的対応が出来た問題が増えたとのこと。
試験の実施タイミングによって出題傾向が変わるため一概には言えませんが
まずは確実にできそうな問題に答えて
分からないところはその後に考えることをおススメしていました。
時間は90分で問題数は50問です。
比較的時間的にはじっくりと問題と向かい合えるので
出きる問題は確実におさえて、難しい問題に時間を割くようにしましょう。
試験自体は正解率75%が合格目安で、
100点を取る必要はありません。
また、難易度が上がっているとはいえ70%以上の合格率です。
試験中にシミュレーションし、落ち着いて最後まで諦めずに
臨んでいただければと思います。