忘れてた。
本気でここの存在を忘れていた。
来月で入院から1年になる。
来月で退院して、1年。
季節が一周した。
少しずつがん症状に慣れ
薬に慣れ、副作用に慣れてきてる。
くすりは増えたり減ったり。
体調の波が大きく、天気に左右される。
呼吸器やられていて
自律神経系の不調はとにかく変動する。
夜眠れないのも、
足の親指から汁が出続けるのも
全身が痒いのも
副作用からきているが、
それ以上に癌の大きさがキープされていることが
(なくなってもないが大きくもなってない)
いまは大切だと治療関係者と話している。
再発までの治療方針には全く摩擦がないので
このまま生きている。
再再発は治療しないと明言しているが、
この痛みや痒みによるストレスの弱さに
自分を疑いたくなってしまい、
メンタルがぶれる。
どこにも鎧がなくて
元々のわたしになっていってるなと感じる。
弱くて頼りなくて、情けない。
ちっぽけなわたしにどんどんなっていく。
あるのは安心に近い感情だ。
何もできないからこそ、
人の話をききたいとおもう。
体力が続くあいだは。