幽霊と死刑肯定派
幽霊がいるかいないかの話をしているわけではない。
幽霊がいたらいいのにという話である。
誰彼構わず幽霊にという話ではない。
ある特定の方だけ、幽霊になれればなという話である。
その特定の方は、悪質な犯罪で亡くなった方を指す。
世の中、闇バイトだの幼児や女性をレイプ目的で拉致し殺害するなどという腹立たしいニュースが溢れている。犯人が捕まったとて、現在の日本の法律では加害者が保護され、刑期も短い。
そこでだ、もしも私が殺められた側の被害者であるなら、幽霊になりたい。加害者にぴったり張り付いて、自ら反省するまで追い込みたい。
それぐらいは許されるはずである。生身の人間ではないので、加害者が耐えられなくなり、精神崩壊しても罪には問われない。
最近の司法は崩壊寸前なんじゃないかと危惧している。裁かれなくてはならない人が、悠々と罪を逃れたり、短い刑期を経た後改名してまるで事件なんてなかったかのように生活する。
本来なら警察が捕まえ、検察が動き、裁判官が刑期を決める。だがその人達が正義の味方ではないケースが多発している。
この間は元地検のトップが性犯罪で捕った。警察は、痴漢で助けてと言った女性に対して「相手も家族があるから許してあげて」などとほざく。昔から痴漢はあるのに、鉄道会社も警察も「気をつけてください」と言うだけで、根絶に向かって動かない。裁判官が出す性犯罪に対しての刑期が短すぎる。一生引きずる傷をつけたかったと少女をレイプした犯人はたった6年半の刑期だ。レイプ目的で家に押し入られ、被害者が逃げるのに2階から飛び降りて怪我をしたケースなんて、怪我もひどくないしレイプも未遂だと裁判官が言ったそうだ。
これでは私刑する人が出てもおかしくない。私なら、犯人の出所を待って間違いなく報復するだろう。それで自分が一生塀の中に入るとしてもだ。
最近YouTuberが、痴漢の私人逮捕をしている。再生数稼ぎだと言う人もいるが、痴漢するやつよりよっぽどましである。誰も助けてくれない状況で、YouTuberが助けてくれるなら、お願いします!という人が大半だろう。再生回数でYouTuberにはお金が入り、助けて欲しかった人は助けてもらえる。Win-Winでしかない。
こういったケースが増えるのが司法の崩壊の前触れなんじゃないかと思う。
特に性犯罪に対する法律は早急に改善してもらいたい。韓国ではGPSをつけたり、米国では性犯罪者がどこに住んでいるのかわかる州もある。加えて性犯罪者は学校や子供が多く通う施設のそばには住めない。シンガポールで鞭打ちの刑になった性犯罪者(日本人)がいたが、もっとやれという思いしかない。
日本は、性犯罪者に甘すぎる。無期懲役も本当に無期ならいいが、30年過ぎたら出てくる可能性もある。米国のようにそれぞれの罪の刑期合算タイプなら、間違って出所してくることもないだろうから、そうすればいい。刑期250年とかね。
世界では死刑がない国もある。うちの夫も死刑反対派である。私は頑なに賛成派。夫の意見として冤罪がというのがあるが、今や科学捜査が昔とは違うレベルなんだから、冤罪になる可能性は低いと思う。
加害者の保護より、被害者の保護をしろと言うのはそんなに無理難題なんだろうか?
許せないことが多過ぎて疲れる。人間の手で無理なら、幽霊に助けてもらうしかない。
※イラストお借りしました。yo_yo_createさん、ありがとうございます。