神風怪盗ジャンヌにできた私の推しの話をするぜ!!
20年越しに、初めて神風怪盗ジャンヌを全話読んだ。
もともとちゃおっ子だった私は、有菜っち作品にほとんど触れずに生きてきてしまった。しかし、大学で出来た友人に有菜っちファンが多く、そのファンからの熱量に私は大変なものを素通りしてきてしまったのではないかと思った。それでも、読む機会がなく結局アラサーになるまで読まなかったのだけれど。
そしてようやく先日、友人の引越しの手伝いをしたおりにこの5冊に出会った。神風怪盗ジャンヌの文庫本である。引越しの詳しい話は以前の日記に記しているので、そちらもぜひ……!
本棚に入り切らないため、捨てるリストに入っていたこの文庫本たちを一旦貸してもらった。ちなみに貸してくれた彼女はフィンちゃん推しらしい。
早速読み始めた私に最初に訪れた洗礼は、
「時は世紀末__ 」だった。
そっかーー世紀末かーー!!そうだよね、この漫画連載始まったの1998年なんだもんね……!!
時間の流れというアッパーを喰らいながら、とりあえず読み進める。
………
……………
……………女子高生のノリが古い
ダメだーーもう感性がアラサーになってるーー!!主人公の頭の中がお花畑すぎて読むの辛いーーー!!
どうしてこれを小学生の頃に読まなかったのか……!!その時だったらきっと何の偏見もなく「まろんちゃん可愛い!ジャンヌかっこいい!」で終われたのに、何か……何か体のあちこちがむず痒い……!!
が、それも1巻を読み終わる頃にはすっかり消えていた。慣れってすごいよな、と思う。ジョジョの第1部を初めてアニメで見た時……
(え、このセリフ、ジョジョが元ネタだったの?あ、それも??)
みたいなことが多すぎて、話よりもセリフが気になりすぎてジョジョとディオの戦いどころじゃなかった。が、それもいつの間にか慣れて、メメタァ……なんて効果音が出ても
(なるほど、これが波動……)
とちゃんと話に集中できたから、きっと慣れである。おかげで2巻からは普通にまろんちゃんのことを応援していた。
たまに稚空くんへのガードの緩さに心配にはなったけど、きっとこれを小学生の時に読んでいたらわーきゃー言ってた自信もあるので、何も言うまい……。
私のことを知っている人でジャンヌを読んだことがある人ならご存知かもしれませんが、私の推しはノインさんです。
ノインさんは悪魔騎士で、怪盗ジャンヌの敵として現れます。その理由が、ジャンヌダルクの恋人だった彼が、彼女の魂を求め続けるために悪魔となり、生まれ変わりであるまろんちゃんを自分のものにしようとする。なんですよね。
重たい愛ーーーでも嫌いじゃないーーーー
でもまろんちゃんは、私は生まれ変わりかもしれないけど性格も何もかもジャンヌダルクとは別人、って説得するんですよ。最初はそんなの関係ねぇ!って感じなんだけど、とある事件をきっかけに、まろんちゃんをまろんちゃんとして好きになるノインさんが好き。昔の女を追うだけじゃないんだぜ、感があっていいんだよね……
やっぱりちょっと、大人な感じがいいんですかね……ふふっ……まぁ、やべぇやつっちゃやべぇやつなんですけどね……!未成年に普通に手を出そうとするから……!!未遂だけど!!
その後、2人は和解をするんですが、まろんちゃんがいろいろあって稚空に失恋っぽくなる話があるんです。その時のシーンが好きなんだなぁ、これ。
落ち込むまろんちゃんを慰めるように、キスしようとするんですよ。でもまろんちゃんは「稚空とのキスを忘れたくないの」って拒むんですね。そしたらノインさんは「忘れさせてあげますよ」って無理やりキス続行!!ふぅぅぅ!!!!そういうの好きーー!!!!
フィンちゃんもね、なぜ友人が推していたのか分かったよね。あれ闇堕ちしてからが本番だったわ。エピローグ含めて、アクセスは最高にいい男でした……