経営者として成功する人と失敗していく人を見ていると・・
コロナも何のそので、東京の繁華街はにぎわっています。
先日JC(青年会議所)の時にご一緒だった経営者の皆さんと、ホント、10年ぶりくらいに集まりました。
みんな経営者。生き残った経営者(笑)
経営や組織の話、経済の話に話がはずみます。
皆さん、私と違って、港区にビルがあったり、株の配当金が、年間数千万はあるようなお金持ちです。
長い経営期間には、バブル崩壊を経験して
工場を売ったり、会社を売ったり、本社ビルを売却したり
いろいろなことがあって辛い時期もあったと思います。
それでも前を向いて何とか頑張って
生きていくための経営ノウハウがあります。
私の周囲では、起業したものの消えて言った経営者は多いですね。
・大企業を退職して起業したものの赤字続きの会社経営者
・大きな計画を吹聴していて、すでに連絡の取れない経営者
・組織に属した経験がないのにコンサルティングをしていた男性
・6か月コーチングを習っただけで独立してコーチング会社を始めた人
そもそも、
会社員の延長線上に経営者はない
経営者と会社員では180度対極の関係にあります。
会社員は、出張費を浮かし、通勤費や経費を何とかごまかし、などして会社から少しでも多く自分の懐にお金を入れよう、と考えている方が大半では?
中には調達部門にいるので、出入り業者からのキックバックをもらっている場合も・・
そして、社内での出世が関心毎です。
内向き評価がすべてだから、上司に気を使い、社内にネゴシエーションをしているので、組織にいる間は不平不満が絶えません。
ともかく25日になったらお給料が振り込まれるのを待つ。
それが当たり前の世界です。
どんなに優秀な社員でも、動物園のトラであって
野生の世界で生きるノウハウなどありようがないのです。
経営者は、売上と利益が大きくなることに最大のエネルギーをかけるので、いかにして外部からお金を集められるか、
そのために、経済状況や、経営者同士の情報交換は欠かせません。
25日の給料日に会社にお金が潤沢にあるかどうか
30日の売掛金の支払いがちゃんと入ってくるかどうか、買掛金の支払いができるかどうか
そんな心配を会社が軌道に乗っても、心休まることのない
野生の世界に意識があります。
自分の給料がいくらになるかなんて計算している起業家はいません。
もししているとしたら『雇われ社長』でしょう。
給料をもらう人
給料を払う人
は対極の関係にあるのです。
大企業から独立して起業した人
を数人知っていますが、
組織にいたときの予算や経費のお金の使い方を忘れられず、
自分、個人のブランドを創れず
大きな計画の物事を吹聴して現実を見ずに夢を見ています。
未だに会社が軌道に乗っている話を聞いたことがありません。
最初から起業家と、会社員では感覚が全く違います。
経営者は、自分の足で獲物をとってくることを生きがいとして奔走します。
自分の力で獲物を獲得するのです。
会社のブランドをあてにするのではなく、自分がブランドなるのです。
会社のためにすべてのエネルギーをかけて
「一人ブラック(笑)状態」がやりがい、生きがいなのです。
売上もないのに、25日にお給料が振り込まれる。
なんて普通に考えているうちは経営者向きではないということです。
自分は、ゼロからのスタートなんだ。
自分の力で生きていこう!
みんなに協力してもらいながら
良い仕事をするぞ~!
そう思ってエネルギーを無心に傾けた経営者が、
今も生き残って、みんなでお酒を飲める関係になっている気がします。
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