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「最先端」のつもりが「退化」する
「自分は常に最先端を行っている、流行に敏感だから進化し続けている、イケてる、大丈夫」っていう感覚、怖いなあと思う。
今という時間も、次の瞬間には過去になるんだ。
「最先端」ともてはやした今を、過ぎた瞬間「古い」と見下す繰り返し…
なんて薄っぺらいんだろう
「古い=悪い」 じゃない
人間の頭脳の進化は確かに素晴らしいと思うけど、かつて水中で生きていたのに、今や水で溺れ死ぬなんて、退化するにも程がある退化ぶり。。
とんでもないロストテクノロジー…
そして、退化は容易で、速い
「自分は過去を振り返らない前向きな人間なんで」って言うタイプにも、その実、ただ学習能力ないだけじゃないか。。というのもいる。
「あの時、もっとこうしていたら良かった‥」
そういう思いのない人間はほとんどいないだろうけど、今できることに目を向けてやっていない人間は、後悔の過去に戻っても、結局やらない、変わらない。今を殺すだけ。
しかし、過去を振り返って、今に活かせる大切なことを拾い上げていくのは、今の幸福を何倍にもする。
一回通っただけでは、大切なこともすぐに忘れ、土台にならない、消化できないことだらけだから。
「最先端」、「『今』の普通」のためには金も時間も払って必死で寄せて、過ぎた途端に手のひら返して見下げて笑い、ポイポイ次から次と、今をただ取りこぼして何も吸収せず生きていたら、自分の人生はただの「通過」、一体自分は何をしていたんだろう、どこに自分の人生あったろう…となって当然だろう。
今を大切にしようとすると、過去の大事なものはしっかり抱えることになって、それが前に進む力をくれるものだなあと感じる。
私は、自分の持ち物に毎日少しずつ目を通していくことを続けている。
今日は、今度子どもの友達が遊びに来るので、その時遊ぶゲームの確認がてら、周辺の棚をさっと目を通した。
こういう、用があるモノだけでなく、ついでにその周辺の目通しをさっとすると、要らないものを処分したり、持っているものを活かせたりしやすい。
写真は、棚のカセットテープ。一番古いもので、中学生の頃から使ってるから、30年以上。とても丈夫だなーと思う。
昔は、ジャケットも自分で作ったりするのが楽しかった♪軽音部だったので、バンドスコアを持ってて、それが要らなくなった時、写真の部分だけ使って、BOØWYや尾崎のテープのジャケットにした。
子どもが描いた絵で、部屋の壁に飾るような大きなものじゃないものは、こうしてカセットのジャケットにしたものもある。
モスバーガーで、前に「クリスモスソング」ということで、シングルCDを貰ったことがある。とても素敵な曲で、好きなんだけど、シングルCDって、なかなか生活の中でわざわざかけるのがちょっと面倒なので、カセットにまとめると、聞きやすくなった。クリスモスソングのCDジャケットを、カセットのジャケットに使った。
東京03の舞台を見に行った時に買った、角ちゃんのCDなど、曲数が少ないものはこのテープに入れてある。
通信が重かったりうまく繋がらない時や、パソコンの調子が悪い時など、ビデオやカセットテープなどは結構、重宝する。
「片面が終わるまで、これをやろう」というタイマー代わりに、カセットを流すこともよくある。
テープは、一番持ってた頃の半分以下になったけど、30年前から今も残っているものは、好きなもの、貴重で大事なものばかり。