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06: 心身にダメージを与える-思考のループから抜け出す方法


はじめに


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何か嫌な出来事があったり、
心配な予定があったりすると、
その事が頭から離れなくなってしまい
疲れてしまいまうことはありませんか?


そんな、
ネガティブな思考のループから
抜け出す方法について
書いてみます。


この「思考のループ」は、
いろいろな精神的な病にも
関係していると思います。


「うつ病」も、そのひとつだと思います。


なので、
この「思考のループ」が解決できれば、
いろいろな問題を
軽減することが出きるようになる
と思います。


2つの世界


私たちは、
2つの世界に住んでいます。


と言われても、
「何のこと?」
と思われるのではないでしょうか?


管理人(千代能)が考える
2つの世界について
話してみます。


ひとつ目は、
いろいろな人たちとつながっている
この現実の世界のこと。


そして、
もうひとつは、
頭の中の「思考という世界」。


 夢の世界も、
 この頭の中の世界の一部
 と言っていいと思います。


ただ、
どちらの世界にも
共通しているのは、
思考を通して認識している
という事。


この現実の世界で起こる
いろいろな出来事も、
最終的には
思考を通して認識される
ことになるからです。


そして、
この思考の世界は
「現実の出来事」と
「頭で考えた想像」が
同時に存在するため、
混乱した状況になっています。


思考のループとは


私たちが
生活をしていく中で、
日々
いろいろな出来事が起こります。


中には、
心に強い衝撃を受けるような
体験をするかもしれません。


例えば、
嫌なことを言われ
ムッとしたとか・・・


そんな、
感情に動揺を受けるような
出来事があると、
その後は、
その事が
頭から離れなくなってしまう
のではないでしょうか?


何度も何度も、
心の中で
その時に言われた
「嫌な言葉」が
再現されるかもしれません。
そして、
その度に
嫌な思いを
繰り返し味わうのです。


もしかすると、
どう仕返しをしようかと、
考え始めるかもしれません。


立場的に、
仕返しが出来なかったりしたら、
その感情を押さえ込む
かもしれませんが・・・


そして、
その感情が強ければ強いほど、
繰り返し現れ
その状態に
留まらせようとする
かもしれません。


そして、
その時の体は
どうなっているでしょうか?


怒りを感じたら
興奮して動悸が
上がっているかもしれません。


ストレスの為に、
胃が痛くなるかもしれません。


ここで、
思い出して
欲しい事があります。


今、この時は、
その嫌な体験は
既に過ぎ去って
しまっているのです。


まさに、
過去のその瞬間に
胃の痛みがあったかも
しれません。


でも、今、この瞬間は
その事件は
過ぎ去ってしまった後なのです。


ところが、
思い出すことによって、
まるで今、現在に
同じことが起きているように
再度、
体験しているのです。


心に刻まれるような
強い体験だとしたら、
その後の人生で
何度も再現してしまう
かもしれないのです。


これでは、
体に悪いですよね。


長くなってしまいましたが、
「思考のループ」
ってこんな感じになります。


実際には、
思考のループも
大きく分けて
2パターンになると思います。


1つめが、
過去に起きたショックな出来事
を繰り返し再現してしまうこと。


2つ目が、
まだ起きてないのですが
心配される未来が
起きてしまったしまった状況を
想像して心配することです。


未来の心配事に関しては、
実は心配が無駄になる
可能性も多いのではないでしょうか?


何故なら、
起きるとは限らないからです。


実際のところ、
問題が起きた時に
始めて
それについて考えても
間に合います。


何が起きたとしても、
起きたことの対応を
するだけなので、
問題と考えなければ
問題にはならないかもしれません。


思考のループから抜け出すには


前置きが長くなってしまいましたが、
そんな思考のループから
抜け出す方法について書いてみます。


「思考のループ」から
抜け出すための「2つのステップ」。


【ステップ1】思考のループに気づく


最初に必要なことは、
「思考のループ」の状態に
入り込んでしまっていることに
気づくことです。


実は、
「思考のループ」状態に
入っている真っ最中には、
その事に気づきません。


何かしらのキッカケで、
我に返った時に
始めて気がつくのです。


あっ! 今まで、「思考のループ」に入り込んでいた!と


但し、
多くの人は
「思考のループ」と言う言葉を
聞いたこともないため、
気づこうと思ったことすら
無いのではないでしょうか?


まずは、
「思考のループ」がある
と言う事を意識し、
自分の思考に
注意を向ける必要があります。


つまり、
「思い出す」度に
「思考のループ」に入っていないか
「確認」するのです。


それが「習慣」になるように、
「思い出したら」
毎回チェックするのです。


そして、
「自分の思考」を
「確認する習慣」を
身に付けるのです。


ある意味、
地道に
「思考のループ」を
確認する習慣を
身に付けることで、
「思考のループ」から抜け出す
第一段間に
達することができるのです。


【ステップ2】思考のループを断ち切る


ステップ1の
「思考のループ」に
気づくことが出きると、
「思考のループ」の只中にあって


あっ! 今まで、「思考のループ」に入り込んでいた!と


と、気づくことができます。


人によっては、
気づくだけで
「思考のループ」から
抜け出せると思います。


少なくとも、
気づいた瞬間は
「思考のループ」から
抜け出しているのですから。


じゃないと、
気づくことは
出来ませんから。


ただ、
すぐにまた
「思考のループ」に入ってしまう
可能性はあります。


一度ループから抜けて、
また「思考のループ」に入りそうな時に
使える方法があります。


その方法は、
ガンガジ」と言う
女性の話から
引用させていただきます。


質問者    どうやって自分を責めることを止められるのですか?
ガンガジ   あなたの頭の中で、
僕には価値がない、という考えが始まった時、
それに気づくことができますか?

そして、その声に気づいたら、

ハッ! と、息を大きく吐き出すのです。

質問者    (吹き出す)

ガンガジ    そうです。
そのようにするのです。
シンプルでしょう?


—-引用元——————–
思考のループを断ち切る
http://gangaji.jugem.jp/?eid=53
——————————

方法としては、たったこれだけです。


気がついたら、
その思考を吐き出してしまう。


ハッ!(息を吐き出す)


それでも、「また」やってきたら
もう一度


ハッ!(息を吐き出す)


これだけです(笑)


何回来ても・・・繰り返すだけ。


何回やっても、また来るので


「自分はダメだな・・・」


と言う思考が来たら、その思いも


ハッ!(息を吐き出す)


これだけです^^


気づく時の説明でもかきましたが、


どんな人でも、
生れてから今までの長い間、
思考し続けてしまう「習慣」が
出来てしまっています。


だから、
直ぐにはこの「癖」は
直らないのです。


「癖」なんだから
当たり前です。


直ぐには、
変わりません。


だから、直ぐに直らなくても
「当たり前だな」
と思っていればいいんです。


何度も言いますが、
長い間の「癖」なんです
気長に
ハッ!(息を吐き出す)
をやってください(笑)


次に、
別のアプローチからの
練習方法を話してみます。


最初に
「2つの世界」の話をしましたが、
今生きている
この「現実の世界」への
コンタクトを強くする
方法になります。


「思考のループ」の只中にいる時は、


この「現実の世界」へのコンタクトが
切れている状態
ともいえるのですから。


現実世界とのコンタクトを強める方法


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実は、


これから話す方法は、
しばらく前から
よく言われている
「今ここ」にある方法
とも繋がっています。


実際には、


いろいろな場面で
応用が出きると思いますが、
一番わかりやすい
散歩」を例にして
話してみます。


散歩をする時も、
体の感覚に
意識を向けて
散歩をする。


何かを
考えながらではなく、


今、この瞬間に
自分の体の感覚に
意識を向けるのです。


体を動かす感覚や、
周りの景色、
ほほに受ける風を感じ、
鳥の声など、
その時その時の感覚に
意識を向けます。


ただ、感じるのです。


それについて、
考えるのではありません。


感じるけれど、
それについて
意見は言わないでください。


判断しないことが、
大事なのです。


「綺麗な景色だな」とか


「カラスはやだな(笑)」とか^^


ただ、
入ってくるものを、
そのまま
受け入れてください。


判断すると、
頭の中の
「思考の世界」に
舞い戻ってしまい、
「現実の世界」から
切り離されてしまいます。


「散歩」をしながら、
頭の中の「議論の世界」に
入り込んでしまうからです。


そうなったら、
もう「現実の世界」との接点が
「切れて」しまっています。


言い方を変えると、
「空想の世界」の住人に
なってしまった
と言うことです。


最後に


散歩で説明した方法は、
散歩だけでは無くて
掃除だっていいのです。


アイディアを考えるような仕事では、
難しいと思いますが
単純な体を使う仕事でも
応用できると思います。


用は、何をやっているにせよ、
しっかり意識して行う
ということですから。


と言うことで、
今回の記事は終わりにします。





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