【新人理学療法士】なぜ治療がうまくいかないのか〜フローとストックという概念で考える〜
お疲れ様です。
ちーよねです。
新人理学療法士として働いているそこのあなた。
治療がうまくいかないと悩んでいませんか?
治療がうまくいかないというのは、理由があります。
【フローとストック】という概念を理解すれば、なぜ治療がうまくいかないのかがわかるかもしれません。
今回の記事では、フローとストックという概念を元に、治療がうまくいかない悩みを解消するにはどう考えれば良いのかを解説していきます。
新人理学療法士はなぜ治療がうまくいかないと感じるのか
結論から言うと、先輩と比べて知識が蓄積していないからだと思います。
新人理学療法士及びリハセラピストにおいては、比較対象が先輩しかいないという場合がほとんどです。
例えば、同じ変形性膝関節症の患者さんが目の前にいたとき、1年目と10年目のスタッフでは臨床思考に大きな差が出てくると思います。
そのときに1年目のあなたは、10年目の先輩と比較して「自分なんてまだまだだ。」と感じるかもしれません。
ですがそれは当たり前のことで、単純に経験年数だけでみてもできることに差が出ます。
では、なぜ経験年数が違うと差が出るのでしょうか。
理学療法士で大切な【フローとストック】と言う概念
フローとストックとは?
フローとは物事の流れにあたり、ストックとは日々蓄積されたものにあたります。
お風呂の水で例えると分かりやすく、蛇口から流れる水をフロー、浴槽に溜まった水をストックとも表現できます。
理学療法士およびリハセラピストにおけるフローとストック
我々の業界で例えると、日々の治療やアプローチをフロー、年数に応じて蓄積された経験や知識をストックと表現できるかもしれません。
毎日少しずつ患者さんを治療し、気づけば知識が蓄えられていると言う状態をイメージすると分かりやすいかと思います。
逆に言うと、ストックを増やすには経験を積むか、フローの流れを強くするかの2択になるかと思います。
なぜ治療がうまくいかないと悩むのか
ストックではなくフローに対して
本記事の結論部分に当たりますが、なぜ新人理学療法士及び若手リハセラピストは治療がうまくいかないと悩むのか。
それはフローな部分に目が向いているからだと思います。
さらに言うと、リハビリの効果は即時的ではなく長期的なものなので、どちらかと言うとストックという概念が当てはまります。
その状況で短期的な効果であるフローに目を向けてしまうことが原因であると考えられます。
新人は結果を出さなければいけないという誤解
なぜ新人はそのような思考になってしまうのでしょうか。
おそらく少しでも早く一人前にならなければいけないという誤解からくるのではないでしょうか。
フローは短期的な成果ですので、良くも悪くも結果が目に見えやすいです。
そのため、自分の治療効果が合っているか否かが判断基準となってしまいます。
フローではなくストックの方に目を向けよう
患者さんへの治療効果は、フローではなくストックで出てくることがほとんどです。
その日の治療がうまくいかなくても、後々あれをやっておいてよかったなと思うことも多々あります。
中・長期間のスパンで治療効果を判定するのがよさそうです。
おわりに
働いていると、すぐに結果を出さなければと焦る場面も多いです。
ですが、理学療法およびリハビリにおいては短期効果での判断が難しく、そこのギャップに苦しむことも多いでしょう。
フローとストックの概念から、知識は自ずと蓄積されていくと言うことを理解していただけたら幸いです。
応援しています。
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