【理学療法士と給料】なぜ仕事をしない先輩の方が給料が高いのか
お疲れ様です。
ちーよねです。
新人・若手リハセラピストの皆様、毎日の就労お疲れ様です。
新人理学療法士及びリハセラピストのあなたは、そろそろ仕事にも慣れ、先輩と同じような業務量(単位数)をこなし始めている頃ではないでしょうか。
そうなったタイミングで生まれる感情の一つに、「なんであの先輩は全然単位を取ってないのに、自分より給料が高いのだろう?」があると思います。
実際私が新人の頃、自分より少ない取得単位数で、尚且つ長時間の残業をしていたスタッフがおり、同様の疑問を感じていました。
そこで今回の記事では、なぜあなたよりも仕事をこなしていない先輩の方が給料が高いのかを考察していきます。
理学療法士の給料が増える仕組み
フローとストックから考える基本給とボーナス
以前、フローとストックという書籍をもとに、新人の治療がうまくいくコツについての記事を書きました。
こちら↓
フローが流れで、ストックが蓄積ということは記事で書いた通りです。
このフローとストックという概念は、給与システムにも反映できます。
日々の業務がフローで、経験年数がストックという考え方が当てはまります。
理学療法士ほとんどの給与システムは、基本給+その他手当で構成されて、一年ごとに昇給が加わっていく仕組みだと思います。
ボーナスは基本給×◯ヶ月分で支給されることが多いと思いますので、基本給が高ければボーナスが高くなるシステムです。
経験年数が重なると基本給が増える
基ほとんどの病院は昇給がありますので、経験年数が増えれば基本給も上がっていきます。
ここには、その年の貢献度は数百円の差でしかなく、大体が年収の◯%で計算されます。
よって、例えその年に取得した単位数が先輩よりも多かったとしても、通算での貢献度は先輩の方が高いので、単位をとっていない(ように見える)先輩だとしても、あなたより給料が高くなるわけです。
ボーナスはその年の業績と貢献によって決まる
逆に、ボーナスはどうでしょうか。
ボーナスの計算は、基本給×◯ヶ月分と表記されている場所がほとんどです。
つまり、基本給が高ければ高いほど、ボーナスも増えます。
ただ、その年の業績によってボーナスは増減するので、組織への貢献度によってもらえる人とそうでない人の差は生まれてきます。
場合によっては、取得単位数が多ければ、ボーナスの額も多少増えるかもしれません。
理学療法士は構造上賞与が増えにくい
業績によってボーナスの査定が変わると述べましたが、理学療法士及びリハセラピストが直接業績に貢献できる部分は、単位と計画書が中心となるでしょう。
つまり、職員間での差が生まれにくい構造となっており、また、自分なりにリハビリの質を高める取り組みをしても賞与には反映しにくいのが現状です。(もちろん、質の部分を評価してくれる医療機関もあります。)
こうなると、手軽に給料を増やす手段が残業になりますが、果たしてこれはどうでしょうか。
残業をすることで得られるものと失うもの
残業すれば給料は手に入る
残業は、やればやるほど給料が増えます。
もしかしたらあなたの職場にも、毎日のように残業している職員がいるかもしれません。
理学療法士の時給が1800円と仮定し、毎日1時間残業して月20日勤務すると、3万6千円給料が増えます。
正直ありがたい金額です。
毎日1時間以上残業している人は、それくらいもらっています。
仕事を早く切り上げられる優秀な人はそのお金はもらえないため、ここでも差が生まれます。
時間も給料と同様に大切
ただ、個人的には、残業で給料を増やすことはあまりおすすめできません。
残業は時間の切り売りと同様です。したがって、残業をすればするほど自分の時間を失うことになります。
残業していた時間分早く帰り、理学療法士の勉強やその他教養を深める方が有益であると個人的には考えます。
メンタルヘルス的にも長時間労働は体調不良の原因となりやすく、それが原因で休職や退職するスタッフも大勢います。
目先の給料は大事ですが、自分の体調も大事にしていきたいところです。
経験年数が並んだときに給料を超えられるか
以上が、仕事をしていない(ように見える)先輩の方が給料がいい理由です。
ただ、その先輩は給料が増えている代わりに失っているものもあるかもしれません。
新人や若手のうちは、自分より働いていないように見える先輩の給料が高いことに納得いかないと思います。
ただ、あなたがその先輩と同じ経験年数に並んだときの年収がどうなるかは、今後の活躍次第です。
今の気持ちを忘れずに組織に貢献をし続けることで、フローがストック化され、年収が上がる可能性は大いにあります。
今のうちから腐らず努力していきたいですね。応援しています
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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