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【新人理学療法士】リハ室内で他人と比較して落ち込むのをやめてください
お疲れ様です。
ちーよねです。
リハ室でリハビリを実施する際、先輩や他の同期の臨床を見てこのように感じたことはありませんか?
「あの先輩はすごい良さそうなことをやってるな…」
「あいつ、同期なのに俺の知らないことをやっている」
「自分は一般的なことしか出来ていないな…」
このように考えてしまうのはよくある現象だと思いますが、勿体無いかもしれません。
今回の記事では、なぜリハ室内で他のスタッフと比較するべきではないのかを考察していきます。
他の人の臨床が正しいとは限らない
リハビリには個別性がある
リハビリテーションを提供する上で忘れてはいけないのが、個別性の原則です。
患者さんが10人いれば10通りの悩みがあり、その人に合ったリハビリを提供する必要があります。
例え他のスタッフが目新しいことをやっていたとしても、その介入があなたの患者さんに適応になるとは限りません。
理学療法ガイドラインに則った介入で8割は上手くいく
80対20の法則というものがあります。(パレートの法則)
これは、結果の80%は20%の要因から構成されるというものです。
理学療法に当てはめると、歩行困難の原因は全体の20%の原因で発生していると言えます。変形性膝関節症の疼痛は大腿四頭筋の筋力低下が80%を占めているという考え方もできます。
よって、目新しい介入をしなくてもオーソドックスな介入から始める方が効率が良いと考えられます。
他のスタッフより目の前の患者さんに集中するべき
あなたが対峙するのは誰でしょうか?
他のスタッフと競い合っているわけでもなければ、先輩や同期のためにリハビリをしているわけでもありません。
目の前の患者さんの相手をしています。
その相手は、目新しい介入を求めているでしょうか?
そんなことより、自分を良くしてほしいと考えているはずです。
そのためなら手段はなんでも良いと思います。
究極言ってしまえば、エビデンスが証明されていなくても患者さんが良くなればそれで良いはずです。
他のスタッフと比較する前に、患者さんのためになるのはどのようなことがあるのかを考えられると良いのではないでしょうか。
終わりに
長々と書きましたが、私も一年目の時は同様の悩みがありました。
自分の介入で良くなっている気がせず、他のスタッフが介入した方が良いのではないかという感情が溢れ出ていました。
経験を積むにつれてそんな悩みは無意味だと分かりましたが、真面目な人ほどこれで良いのかと悩んでしまうものです。
あなたの介入に救われている人はたくさんいます。
自信を持って頑張ってください。
応援しています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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お互い頑張りましょう。