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3章 感じのいい伝え方

接客において重要なのは表情と言葉遣いですが、今回は同じことを伝える場合でも、伝え方によって印象が変わるということについて考えます。

まず、声のトーンは1章でお伝えした通り、『ソ音』で明るめのトーンを使用します。正しい敬語を使い、間違ったバイト敬語の使用は控えます。
この『バイト敬語』という言葉を耳にしたことがありますか?
言い回しのクセで、経験上一度クセがついてしまうといくら指導してもなかなか直りません。例を見てみましょう。

◆よろしかったでしょうか?
オーダーを確認する際やお会計の際など、様々な場面で多用します。今この場で起きている事柄について確認をしているのにもかかわらず、なぜか過去形で質問しています。
『ご注文は以上でよろしかったでしょうか?』
『レシートはよろしかったでしょうか?』
『お預かりのお荷物はこちらでよろしかったでしょうか?』
『お冷のおかわりはよろしかったでしょうか?』
日頃正しい日本語の使用を心掛けている営業職のお客様や、ご年配のお客様には耳障りで不快感を与えてしまいますので気をつけましょう。

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