”徳川家康が大好きな「八丁味噌」を味わおう!!”_どうする江戸食レポート
皆さん、こんにちは!@宮澤です!(勝手に新人取りました(笑))
この間年越しをしたと思ったら、もうあっという間に1月が終わってしまいますね。。
まだまだ寒い日が続きますので、皆さま体調崩さずに元気にお過ごしください~💦
さて今回は、1月28日に開催された、第3回どうする江戸食親子料理教室についてレポートしていきます('◇')ゞ
今回のテーマは「八丁味噌」
かつて、徳川家康も大好きだったと言われている”八丁味噌”を使って現代の洋風に料理します♪
千代田区在住の親子6組12名にご参加いただきました。
そしてなんと、参加者さんの中には第1回目の親子料理教室にご参加いただいた方が、「前回が楽しかったので!」と、2度目のご参加をいただきました~👏👏
事務局としては非常にうれしい限りです、、、ありがとうございます😭
講師紹介
今回の講師は、一般社団法人日本発酵文化協会 曽根原(オレガン)愛美先生。
今回作る料理は全部で3種類!
・八丁味噌のチリコンカルネ
・そば粉のトルティーヤ
・豆腐のチョコレートタルト
ん~どれもおいしそう!!でもその前に、八丁味噌について勉強します!
味噌は、大きく分けて3種類あります。
米味噌=大豆と米糀と塩
麦味噌=大豆と麦糀と塩
豆味噌=豆糀と塩
そして、今回使う八丁味噌は、豆味噌に分類されます!
しかし、この3つを聞いてもイメージが湧かない・・・ということで、今回はこの3種類を特別に食べ比べ!
米味噌と麦味噌には「お米」が入っているので甘みがあります。思わず子どもたちも、おいしいとペロリ(笑)
それに比べ、豆味噌にはお米が使われておらず、豆だけでできているので甘味が少なくとてもしょっぱく、色も圧倒的に黒い!これは、長時間発酵・熟成させることで旨みや酸味が強くなり、そして真っ黒になるんだとか!
使われている原料が違うだけで同じ味噌でもこんなにも味も色も全く異なるなんて、発酵ってすごいと感じました。
実際に味見をされた参加者さんからも、豆味噌はしょっぱいー!の声が。
また、八丁味噌の製造が行われている愛知県岡崎市は水陸交通の要所となっており、江戸時代に舟を利用して原料の大豆や塩を調達し、味噌の出荷をしていたと言われています。そして、徳川家康公の関東移封を機に、愛知三河の大名や旗本が参勤交代を通して江戸を始め、広く全国に知られるようになったと言われています。
この時代から、江戸に八丁味噌が届いていたんですね~Σ(・□・;)
八丁味噌についての知識も高まったところでいよいよ実践スタートです!
今回は、料理を1部・2部と分けて行いました。
まず1部では、チョコタルト、トルティーヤの生地作り、そしてアボカドを切ります!
最初にオレガン先生によるデモンストレーション。
チョコタルトは、チョコ150gを湯煎で溶かし、絹豆腐と混ぜ合わせます!そして、タルト生地に流し込み冷蔵庫で冷やしたら完成!
とっても簡単に1品完成!これは、来月のバレンタインでも喜ばれそう、、、♡
次に、トルティーヤの生地作り。これは、そば粉に水を加えてひたすら混ぜて完成!
最後にチリコンカルネのトッピング用のアボカドを切って第1部は終了!✨
それではいよいよ各テーブルで協力し合って料理開始!
トルティーヤの生地で混ぜるところに少し苦戦されているお子さんもいましたが、あきらめず頑張りました!!
みんな普段から料理したりお手伝いしているようで、さすがの手さばきで、あっという間にどのテーブルも料理終了!
オレガン先生もみんなの作業の早さに驚きを隠せない様子でしたが、第2部へ!
次はいよいよ八丁味噌のチリコンカルネを作っていきます。
ここでは包丁も本格的に使います。
ニンニクと玉ねぎをみじん切りにして、鍋で炒めます!
炒めはじめると、いい匂いが会場中に広がり、みんなの空腹度がどんどん高まりました(笑)
その後もお肉、トマト、さまざまな具材が入るたびに、いい匂い―と食欲をそそられ、、、
ここで、今回のメイン八丁味噌を投入!するとオレガン先生から注目ポイントが!
オレガン先生ポイント!~その1~
「普通お味噌汁とかで味噌を入れるときは一度火を止めたりすると思いますが、この八丁味噌はとにかく煮ることが大事!」
八丁味噌はじっくり煮込むことで八丁味噌に入っている乳酸菌が旨みに変わるので、とにかく煮込むとことが重要だそうです◎
子どもたちも、大人の方も「うんうん」とうなずきながらオレガン先生の話を真剣に聞いていました✨
そして、メキシカンスパイスと大豆、小豆を入れてよく煮てチリコンカルネの完成!
次に、先ほど作ったトルティーヤ生地をクレープのように焼いていきます。ここでも注目ポイントが!
オレガン先生ポイント!~その2~
「生地を焼くときは油を敷いたフライパンをしっかり温めること!」
フライパンをしっかり熱することでフライパンに生地が付かず、上手にひっくり返すことができます!
これを見ている子どもたちはうずうずしていて、早く自分たちも料理したい様子が伝わってきました✨
先生のデモンストレーションが終わり、子どもたちがすぐさま自分のテーブルに戻り、料理再開!
先ほどの行程よりはるかにレベルアップした2部ですが、包丁もみんなうまく使えていて、みじん切りもお手の物⁉
それでも、みじん切りが目に染みる~とお父さんに切ってもらうお子さんもいらっしゃました(>_<)
どのテーブルも親子の会話が増え、お子さん同士もコミュニケーションをとりながら、仲良くわいわい料理していました♪
また、チリコンカルネをじっくり煮込んだりトルティーヤの生地を焼くときに、しっかりフライパンを温めたりとオレガン先生のポイントをちゃんと守って料理されていてすごいと感じました✨
それでも2部はやることが多くありましたが、どのテーブルも無事に終了~🙌
料理しているお子さんたちからは常に笑顔が見られ、お父さん、お母さんと仲良く料理している様子がとても微笑ましかったです。。
さぁ、料理も終盤が近づき、、あとは盛り付けのみ!
自分たちでぐつぐつ煮たチリコンカルネをトルティーヤにたっぷりのせて、アボカドにチーズ、サワークリームをトッピングして完成!🙌
最初にオレガン先生が作ったチョコタルトにも、八丁味噌パウダーをたくさんかけて、ドライフルーツでかわいく飾り付けをして、、
ついに完成しました~!!
それでは、みんなで仲良くいただきまーす!
子どもたちがトルティーヤを豪快にガブリ!大人もガブリ!!
美味しくて、手が止まらない!!自分たちで作った料理ってなんでこんなにおいしいのかなーー。そんな笑顔を浮かべながらもくもくと食べ進め、みんなあっという間にトルティーヤを完食!
中にはチリコンカルネだけを食べるお子さんも!スパイスが入っているので、先生も”辛くないかなー”と心配されていましたが、チーズやサワークリームと一緒に食べることで、辛みが緩和されお子さんでも食べやすいお味だったと感じます!
また、子どもたちもすごく楽しみにしていたチョコタルトのお味は・・・
とってもおいしい~~!と満面の笑み!
味噌とチョコレートは合う??と聞いてみると、甘いのとしょっぱいのが同時に来ておいしい!とのこと。
なるほど、甘いとしょっぱいが一緒に感じられるなんて、まさに夢のコラボ⁉
皆さんお腹いっぱいに料理を食べ、食べきれなかった分はタッパーにいれ、ご家族へのお土産もばっちり!✨
最後に、みなさんで集合写真を📸
そして、片づけまでが料理教室!ということで、最後はみなさん協力し合って、使った食器やコンロまでピカピカにしてくださいました😭😭
ご協力いただき本当にありがとうございました!
これにて、第3回 どうする江戸食が幕を閉じました~!
八丁味噌を、現代の洋風にアレンジするとこんなにも食べやすくて、また使いやすい調味料なのだと初めて知りました。
昔から食べ続けられている味噌が今も変わらず残っていて、いまや日本の食卓には欠かせない調味料ですよね。
そして、色々な作業があり悪戦苦闘しながらも気持ちを込めて作った手料理に勝るものはない!とこの料理教室を通して改めて実感することができました✨
また、”親子”で料理することによって、日常以上の会話が生まれたり、親子で協力して何かを作ることの楽しさを感じてもらえたのではないでしょうか?ぜひお家でも今日習った八丁味噌のレシピを作ってみてくださいネ!
今回ご協力いただいたオレガン先生、アシスタントのひろみ先生。
そして、ご参加いただいたみなさん、本当にありがとうございました!!
次回は、3月末にどうする江戸食親子料理教室を予定しています!いよいよ最終回となります。。。💦
今回ご参加いただい方はもちろん!この記事を読んで興味を持っていただいた方も大歓迎です!
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